空を仰ぐと、ぎりぎり晴れています。
一昨日と昨日の余韻を引きずっているようです。
今日は、社交ダンスの個人レッスンです。
前回に引き続いてのワルツです。
ナチュラルターンとリバースターンまでを練習しています。
雰囲気はブルースのようですが、動き方がまったく違います。
あと、3拍子は微妙に難しく思えます。
サックスでもそうですが、リズムをとりずらい感じがします。
競技会にデビューされた方がいらっしゃいます。
ブログの文面からも溌剌とした印象を受けました。
真摯に向き合い、真剣に取り組む。
まさに原理原則のようなことの大切さを改めて思いました。
社交ダンスを習いはじめたすぐの頃、まだ3か月目。
昨年の9月に○○市長杯ダンススポーツ競技会なるものに出場しました。
今思えば、自分の無鉄砲さに呆れます。
それに快く付き合ってくださった方への感謝は尽きません。
その競技会の2週間後に、その方は他界されました。
一歩踏み出すとこにより、新たなギヤが動き出し、思いもよらない滑車が回りはじめます。
当然のように、自分を取り巻く世界が少しずつ形を変え、初めて見る景色を眼前に提示してくれます。
また、思わぬことが起因して、今までの生活ががらりと様相を変え、当惑することさえあります。
不可抗力には到底かないません。
いつも思うことですが、有難い、とことあるごとに感謝しています。
仕事や食事、趣味と数えきれないくらいに多いです。
人との繋がりは決して見えないものですが、そこには物差しでは測れない温かい絆で結ばれているような気がします。
事務所移転の一連の所作についても、多くの方に助けてもらいました。
従業員が以前、面白いことを言ったのを覚えています。
今では、その従業員も反省を含めた苦笑いをしています。
「感謝、感謝と口にする奴は嫌いです。本当に思っているんですかね?」
思わず笑いました。
本当に思っているか、ということは問題ではなく、そう口にすることは大事なことだ、とその時私は伝えました。
言霊というものがあります。
言葉にすることで、知らぬ間に自分の意識の中へと浸透していきます。
自分は、つくづくラッキーだと思います。
私の不甲斐なさや頼りなさが、功を奏しているのかもしれません。
周りに助けられていることへの感謝を忘れずに、自分が得た経験を次にバトンを渡すつもりの従業員に、しっかりと丁寧に伝えていきたいと思います。
社交ダンスの先生が、よく言われることがあります。
「時間はないので、ゆっくりではなく、多くの種目を練習していきましょう」
時間の大切さを熟知されているからなのでしょう。
病気を抱えながらも精一杯の笑顔で教えてくれる先生に、心から感謝しています。
競技会の時にパートナーをしてくださった方の言葉が忘れられません。
「この先生は、男性を教えるのには定評があるのよ」、と。
社交ダンスに対しての思いは、その方が亡くなられてからより一層深まったように思います。
柳ジョージで『コイン・ランドリー・ブルース』。
――俺たちは ただの魚さ
河の流れまでは 変えられない
流れてゆく海も またひとつだけ
だから その日だけが 俺たちのすべて――
歌詞の一部です。
銀座ジュワイオクチュール・マキのCMに使われていました。
よく覚えています。
アルバム『タバコ・ロード』。
神田にいるころに、レコードを買った記憶があります。
亡くなっても、いまだ輝きを失わない方ですね、柳ジョージさん。
中学生の頃、『スマイル・オン・ミー』のヒットを飛ばしていたのを思い出します。

