このところ微妙な天気が続きます。
晴れていながら、時折嫌がらせのような雨。
さざ波がざわめくような毎日の生活そのものですね。
先日、GB250を少し走らせ、帰り道に仲良くして頂いている美容院に立ち寄りました。
「その後、どう?」
「微妙な感じですかね。嫌がらせと取れることはありますよ」
「難しいね」
「昨日は配達証明の不在票がポストに入ってましたよ」
早く、この波を乗り越えたいものです。
昨日の夜は、おとといの夜から観ていて途中だった『めぐり逢えたら』をラストまでを寝室で横になりながら観ていました。
英題は『SLEEPLESS IN SEATTLE』です。タイトルだけ見れば、伝わってくる温度差がかなりあります。
運命という言葉をキーワードに過去の映画、ケーリー・グラントとデボラ・カー出演『めぐりあい』をモチーフにした映画です。
トム・ハンクスとメグ・ライアン。時代を感じさせます。
観はじめてすぐに、ある程度の結末を容易に察することができます。
若い頃の記憶を重ねてしまいます。
『バイ・バイ・ブラックバード』、『スタンド・バイ・ユア・マン』その他と好きな曲がシーンを飾ります。
最後にエンパイア・ステート・ビルの展望デッキで、
トム・ハンクスが、「We gotta go... Shall we?」、
と言って、メグ・ライアンに手を差し出します。
粋です、とても……。
Pack up all my care and woe
Here I go, singing low
Bye bye blackbird
where somebodey waits for me
Sugar's sweet, so is he
Bye bye blackbird
子供から大人になり、さらに歳を重ねた今でも、
不穏な空気はどうも好きになれません。
色んなお守りを身に着けて、
これからも前を向いて生きていこうと思います。
マイルズのクインテットでの演奏が有名ですが、
ヘレン・メリルのものをご紹介します。
彼女が歌うこの曲は、気品の中に気怠さを引きずります。
from the album『ニアネス・オブ・ユー』より。

