東日本大震災から4年が経ちました。

震災のあった2011年末に宮城県石巻市でボランティア活動を始めてから、度々石巻へ行き様々な支援活動を続けていますが、まだまだ仮設住宅に住む人は多く、苦労されている事業者の方も多いです。

出来ることは小さなことでも、現地で本当に必要とされている支援を続けていきたいと思っています。

「忘れない」こと。
震災があったことを忘れないのはもちろん、今でも多くの被災者の方々が苦労されていること、多くの方が拭うことのできない深い悲しみを経験したということ、復興とは簡単ではないということ、全てを失った方が生活を再建するというのは容易なことではないこと、外からの民間レベルの支援がとても必要とされていること、いつか、自分が被災者になるかもしれないこと、、、そういうことを日々心に留めて生活していくことが、必要ではないかなあと感じています。

私が支援している「石巻市復興を考える市民の会」は、今、保育園再建に力を入れています。なので、私も現地の保育園へ行かせていただく機会が増えました。
以前、「石巻市復興を考える市民の会」の代表藤田さんが、保育園を支援し私たちボランティアにも保育園支援を呼びかけてくださる理由として、下記のように教えてくれました。

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、、、保育園の再建というのは、沢山の意味を含みます。子供を護ることは＝日本の将来を護ることでもあるし、子供を預かることは、ママたちを社会に労働者として供給するという意味もあるし、子供が幸せな地域は、その地域の精神的安定感の確保につながります。挙げれば限がないですけど、そこに、３・１１以来のボランティアさんが関与すれば、瓦礫「以外」で、「被災地の街づくり、復旧過程」に積極的に関与できるわけであって「ああ、壊滅した地域って、こうやって立てなおしてゆくのか」と、リアルタイムで、経験してゆけるはずですよね。
そんなこともあって、この間、知り合ったボランティアさんには、できるだけ、保育園に視察にくるよう、語りかけているのです。
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特に、同じ被災した保育園でも、行政からの支援が行き届かない認可外保育園には直接的な支援が必要です。震災後、避難などで子供達が減って収入が減った上、園舎の再建や園長はじめ保育士さんの給料を確保するというのは非常に苦しいとのこと。
必要な物資を提供したり、子供達のためにイベントを開催したり、寄付をしたり、全国の方達が様々な方法で支援をしていらっしゃいます。

私は、12月に行った時は、(株)東京洋紙店さんからの寄付金をお届けし、女優の春口あいさんと音楽家のカナリアさんと一緒に演奏会を開催してきました。

今月末からまた石巻へ行き、家族にも協力してもらって集めた絵本を届けたり、4月の入園式では、再びあいさんとカナリアさんの演奏を楽しんでもらいます。

支援の方法はいろいろあります。
今は車でも電車でも被災地へ行くのは全く難しくありませんし、観光がてら自分の目で東北沿岸部を見て回るだけでもいいので、行ったことのない人はぜひ現地へ行ってみてほしいです。
絶対に、テレビでは伝わらないことに気づけると思います。
「忘れない」より「ちゃんと知る」ということが、私たちには必要な気がします。

4年が経って