私は今まで一切、きょうだい児として支援がないまま大人になり、結婚できた。
そんな私が経験して思うのは、
支援して欲しかったということ。
親は障害のある子のことで手一杯だし、進路や生活面でも。
だから、きょうだい児にまで十分なことはできないと思う。
子供側からしてもあまりワガママって言えない。
思春期になり、心の闇をさらけ出すことは難しい。
まわりも思春期だから、家族のことを手伝ってる私を見て『いい子ぶらないでよ!』って集団で言ってきたり。
別にいい子ぶりたいからやってるわけじゃなく、
やるのが私しかいないから手伝ってるのであって・・・。
そんなこと言われても親には何も言えず…
だから、そういうこと含めて相談できるとこがあったら、相談したかった。
きょうだい児には、親の私がいるから、私が精一杯やってるからとかではなく、
利用できる支援は利用させて欲しい。
いつかは親に話せない時期がくる。
親より友達の時期がくるんだから。
そのときに、同じ境遇の友達がいたら心強い。
そのことをわかってる、第三者の大人もいて欲しい。
そういうとこを知らなかったから、メンタル面でとても苦労した。
不登校にもひきこもりにもニートにもならなかった。
一番好きになった人で、理解ある人と結婚できた。
こんなに幸せなことはないが、
いつかは親が年老いて介護が必要になり、
私が親のかわりに何かを決断する番になる。
きょうだい児にとって、問題は長く続くんだなって思う。
弟の場合は、半分実家を出てヘルパーさん達と仲良く暮らしている。
いつかは、完全に実家を離れて暮らすようになるが、
私以外に頼れる人がいる安心感は違う。