最近受験生時代並みに出没ちゅうのじゅんかです。

今日は、JOPのことではなく個人的な記事…



今年浪人を決意し、そして2カ月の浪人生活を過ごしたみなさんに、ちょっとだけ伝えたいこと。



振り返ってみると、去年のいまごろ、わたしは精神的に結構苦労していました。

毎年学年の3分の1くらいが浪人を選ぶような高校でしたが、それでもやはり大学に進学した友だちの楽しそうな情報というのは入ってくるもので、それがわたしが現役で余裕で入れただろうと思える大学であっても、あまりいい気持ちではありませんでした。


加えて、アメ限記事で書いたので割愛しますがプライベートなことでも毎日つらい思いは消えず、ベッドに入っても何時間も眠れないことがざらでした。


そんな状態だったから、一心不乱に勉強する、なんてこともできなくて、宅浪を貫けるのかという自信もまだなくて。でも一度言ったら引けなくなる性格だから、いまさら予備校とか行けないし、なんていろんな退路断ち切って自分の首を絞めていました。


そんななかでわたしを支えていたのは、「いまが最悪ではない」という気持ちです。

ほかの記事で書いたこともありますが、どんなにいまがつらくても、それは自分の人生の最悪ではありません。そして、万が一最悪なんだとしたら、あとは上がっていくだけということです。


浪人生活は実際きついこともあります。わたしは結構楽しんだけど、やっぱり浪人期間ずっと楽園でしたなんて人はあんまり聞いたことがありません。あんまりっていうか、まったく笑

まず、大学生料金で映画や美術館に行けないこと。宅浪だと電車の学割もきかない。

次に、近所の人なんかに「いま何年生?」とか「学校は?」って訊かれると非常に説明しづらい。

あと、運動不足になりがちなので太らないか心配になる。笑

…とか、挙げていったらきりがありません。わたしは予備校生の浪人事情はよくわかりませんが、宅浪だと職業の欄に「予備校生」があっても○つけられないし、でも学業を本分としてるんだから学生じゃん?とか思って学生って答えるけど、若干の後ろめたさがあったりして。


そしてもちろん、受験勉強をするのが仕事なんだから、それをしてないと常にいやな気持ちがついてまわること。わたしがいちばんつらかったのはこれです。

ちょっとテレビ観るとか、少しだけ遊ぶとか、そんなのふつうのことのはずなのに、やっぱりどこかで「ああ、勉強しないといけないのにな」っていう気持ちがこびりついて離れない。すごいしんどくて。たぶん、受験生時代をすごしたことがある人ならわかってくれると思います。



だけどわたしは、一年の浪人生活を経ていちおう志望大学に合格した者として、はっきりと言うことができます。



浪人生活は有意義です。それは現役合格よりいいという意味じゃない。でも、大きな大きな意味をもつことになります。これは負け惜しみではありません。


一年前、ああ、自分しんどかったけどがんばってたんだな、って思えることはしあわせです。自信にもなります。もちろん必ず第一志望に合格できる保証なんて誰も持ってないけど、大事なのはそういうことじゃないんだなっていうのが、いまになってわかります。みなさんも一年後、きっとそう思うと思います。


それから、受験結果によって大切な人と離れてしまった人へ。

いまどんなにつらくても、それが必ず糧になります。絶対だいじょうぶです。ほんとうに大切な相手なら、しんどさの先にまた会えます。だからいまは、がんばって勉強を進めてください。




いまはまだ、次の入試よりも落ちたときの入試のほうが近い場所にあって、生々しい記憶が消えていないかもしれません。そして、自分が来年志望大学の合格通知書を受け取っているところなんて、想像しなきゃと思っても難しい、という感じかもしれません。


でも、そういう未来が必ず来るんです。信じてがんばっていれば、必ず。負けてはいけません。来年は勝ちに行くんだから。



わたしはそう思って勉強していました。

何度か弱気にもなったし、自分ではどうにもできない問題も起きたし、いろいろあったけど、総じてわたしが一年を楽しめたのは、「折れなかった」からだと思います。

模試の成績がよくないときも、人間関係がうまくいっていないときも、ちょっと太っちゃったときも笑、わたしは決して折れませんでした。少し落ち込んでも、次の日にはまたさんさんと降りそそぐ朝陽を浴びながら、30分くらい自転車を飛ばしてカフェに向かっていました。



いまがしんどくても、その先にはしかるべき報酬が待っています。

負けないでください。




わたしと同じような思いをしている人に、わたしが伝えたかったことです。

長くなってごめんなさい。