さて、裕福で何一つ心配のない家庭に育った私が27歳の時。
母親から夜8時位でしたでしょうか。電話がありました。

 

「多分お父さん仕事してるんだろうけど、朝から会社行ったきり連絡がないの。

ちょっと様子を見てきてくれる?」

 

その日は土曜日で仕事は休みです。でも仕事が趣味だった父は休みでも毎週のように

会社に行っていました。

そして私の家は父の会社の隣にあったため、母親から電話がかかってきたのです。

様子を見に行くと、何かおかしい。父の靴は玄関にあるのに会社に電気が点いていません。

物凄い胸騒ぎの中真っ暗なはやに入っていくと・・・

父は倒れていました。顔は歪み、話しかけても意識が飛んでしまう。

何を言っているかよく聞き取れません。

すぐに救急車を呼びました。

 

結果は脳梗塞。2週間が峠だと言われます。かなりの重傷だと担当医から説明がありました。後から父に聞くと、倒れてから私が見つけるまで

12時間が経過していたそうです。

 

一体明日からどうすればいいんだろう・・・・

家族が途方に暮れている中会社のナンバー2、専務Yが弁護士を立て

なんと父の会社は乗っ取られてしまいます。

次の日から専務Yが社長になり、働かない奴に金は払えない。と父の給料は全く出なくなりました。

そして起ち上げたばかりの赤字部門。これはいらないからお前たちが勝手にやれと

押し付けられてしまい、そこから1年半無給で働く事になりました。

 

ここからが本当の転落人生の始まりです。

それではまた。