もう17年も経つんですね。早いものです。
今でこそ東京に住み、霞が関駅を通ることもありますが、
当時はまだ実家のある愛知県にいました。
事件が起きた時は、高校1年生。
仲が良かった仲間と打ち上げの日でした。
飲み会じゃないよ。たぶん。
高校の最寄駅の近くにある、友達の親が
経営していた中華料理屋の2階。
お座敷の手前の下駄箱の上に新聞の夕刊が無造作に置かれていて、
一面に事件現場周辺の大きな写真が載っていたのを覚えています。
僕がこの事件の名前聞いて思い出すのは、なぜかこのシーン。
中華料理屋の2階の下駄箱の夕刊なんです。
当時はまだ、理系に進むことを決めていた程度。
受験する分野も、上京するかどうかも全く未定でした。
遠くの地で起きた、聞き慣れない化学物質が撒かれた
異様な事件のことを、リアルには感じなかったのだと思います。
特に何が言いたいわけでもありません。
ある出来事が起きた時、その時の自分の状況に
よってずいぶん感じ方が違うんだなぁと思いました。以上。