多くの方からお祝いのコメントをいただきまして、
とても嬉しいです。ありがとうございます。
ここ何件かの記事と重複するところも出てきますが、
出産レポとして一連の流れを書いていこうと思います。
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【2月5日(日)】
早朝に“おしるし”があったのものの、
午後は痛みが治まり、比較的安定していた様子。
【2月6日(月)】 ※この日が出産予定日でした。
3:30
妻に起こされる。「病院に行くことになった」と。
日付が変わってから徐々に陣痛が始まったらしい。約10分間隔。
「まだ行かなくてもいいかなぁ思いつつも病院に電話したら、
“来てください”って言われた」とのこと。
荷物はほとんど準備済み。
タクシー会社も調べてあったが、さすがにつながらず、捕まえに行く。
住宅街は人も車も全く通らないが、幹線道路まで出たら
すぐに捕まった。いざ病院へ。
4:00
病院到着。妻はすぐに診察へ。
僕は待合室で、入手したてスマホと奮闘。
4:30
診察が終わり、子宮口が4cm程度との報告を受ける。
この時点で、既に陣痛は5分間隔。
その度に、少し顔をしかめてこらえる様子。
ここの病院は、面会時間が15:00~20:30と決まっている。
その時間以外は、原則として入院する人(妊婦さん等)しか入れない。
唯一、「出産に立ち会う人が立ち会う時間だけ」、入室を許可される。
すぐに生まれることは無さそうとの判断で、僕はいったん帰宅(5:00)。
出産が近くなったら、電話をくれることに。
妻は4人部屋の病室のベッドで、お産の進行を待つ。
5~10分間隔で来る陣痛をこらえ、数時間おきに診察するものの、
大きな変化はなく、長期戦の様相。
僕は家のリビングで、落ち着かない時間を過ごす。
15:00
結局立ち会いのための電話連絡は来ず、通常の面会に行く。
陣痛をこらえている時以外は、ごくいつも通りの様子で、食べたり
話したりしながらのんびりと過ごす。
横に寝るとあまり楽ではないらしく、ベッドに浅く腰かけて、
手をつっかえ棒にして座っているので、腕が疲れるとのこと。
お尻に近い、腰の下の方をさすると楽になるようだった。
「テニスボールで腰をグリグリすると良い」とどこかの本か
インターネットに書いてあったが、あまり効かなかった。
この時点で、半日以上陣痛をこらえてきたことになる。
どうしてあげることもできず、やきもき。
20:30
面会時間終了。僕は再び家に帰ることに。
ベッドで寝ると電話に気が付かない可能性が高いので、
テレビ観たりネットしたりしながら待つ。
21:00に電話がかかってきたと思ったら、僕の親。
「病院からの電話待ち」の時に、タイミング悪すぎ。
【2月7日(火)】
日付が変わった。
眠くてだるいけど、妻が5分間隔で襲ってくる激しい痛みに
耐えていることを思うと、そんなことも言っていられない。
そして、うつらうつらしていたら、とうとうかかってきた。2:50。
「子宮口の開きが、8cmぐらいになってきました。
まだすぐには生まれないから焦ることはありませんが、
ご主人様もそろそろいらしていただいて良いですよ。」
東京は久々の雨。
3:00
病院に到着。
分娩台でいつでも生める態勢になっている。
でもまだ、イキんではいけない段階。
こらえるのがとても辛そう。陣痛はもう3分程度の間隔。
腰はさすれないので、肩に触れたり手を握る程度しか
できることがないのがとてももどかしい。
分娩台のすぐ近くには電光表示板があり、赤ちゃんの心拍数と、
お腹の張りか何かを表す数値が表示されている。
破水したのはこの頃だったと思う。
4:00
1時間、こらえては緩めてを繰り返す。
看護師さんが、
「まだ少しかかりそうなので、ご主人は隣の病室で少し
お休みになっていいですよ。近くなったらまた呼びますから。」
とおっしゃってくだり、僕は仮眠を取ることに。
正直、とても助かった。かなり眠たかった。
でも、僕が仮眠を取っている間も妻は戦っている。
妻も丸一日、ほとんど眠っていない。
6:00
ベッドサイドのスピーカーから、呼び出しがあり、急いで分娩台へ。
妻の表情がさっきより厳しい。
今度はもう、イキんでもいい段階になっていた。
僕が眠っている2時間の間に、徐々にお産は進行していた。
妻が息を止めてイキむと、僕も息が止まる。
赤ちゃんの頭は見えてくるらしいけれど、なかなか進まない。
痛みがもっと短い間隔で、つまりもっと短い間隔でイキむ状態に
ならないとなかなか出てこられないらしい。
繰り返すこと、そしてまた1時間。
7:00
再び陣痛の波が、少し控えめに。
さっきまで、赤ちゃんもお腹の中で一生懸命出てこようと
していたのに、どうやら時々一休みしたがる娘らしい。
7:50
先生が出てきて、少し切って出すとのこと。
ゾクッとするが、よくあることらしい。
そして…
7:53
明らかに今までよりも強いイキみと共に、元気な泣き声が。
おぎゃあ~!
生まれました!
その瞬間、僕は久々に泣いてしまいました。
生命保険会社の15秒のCMや、感動的な映画の予告や、
「はじめてのおつかい」を観るだけで泣いてしまう妻がこの時は泣かず、
1年に一度泣くかどうかという僕の方が、泣いてしまいました。
なんとういうか…。
とにかく感動しました。
妻は、24時間以上耐えてくれました。
娘も、出てこようと一生懸命がんばってくれました。
体を洗い流して、身体測定。
体重は、2,794g。 身長は、49cmです。少し小柄。
まだぼんやりとしか見えてないと思うけど、
ぱっちりした目でこっちを見てくれました。
カメラの持ち込みはOKで、たくさん写真や動画を
撮ってしまいました。出産シーンの動画も。
もちろん頭の側からですけどね。
その後。
少し病室で妻と一緒に過ごしました。
体のいろんなところが筋肉痛だそうです。
1日中全身運動をしていたようなものですから。
■生まれました<速報>僕はその後、一旦帰宅し、用事を済まし、夜にまた面会に行きました。
0歳の誕生日ケーキを持って。
11月頃から第一候補だった名前にすることを決め、
デコレート用のチョコペンで、名前を書きました。
なかなか珍しくないですか?
「0歳の名前入りのバースデーケーキ」。
ほんとは娘も一緒に写っている写真を撮りたかったんだけど、
さすがにそれは叶わず。
妻と病室で一緒にケーキを食べてから、様子を見に行くと…
気持ちよさそうに眠っていました。
これからもよろしくね