昨日読み終わりました
三浦しをんさんのエッセイ「あやつられ文楽鑑賞」です
「この本は、文楽観劇のド素人であった私が、いかにしてこのとんでもない芸能にはまっていったかの記録である」としをんさんご自身が書かれていらっしゃいますが、しをんさんの目を通して文楽ってこんなに楽しい世界なんだよと文楽への愛情にあふれているエッセイです
「仏果を得ず」を読んで文楽って面白いものなんだなぁと興味がわきましたが、このエッセイを読んでますます文楽への興味がむくむくと・・・というよりも、行かなきゃ!って好奇心を凄く刺激されました
文楽超初心者の私でもとてもとても楽しめました
文楽の演目のしをんさん的解説がとてもわかりやすいし、目から鱗がおちまくり
(「女殺油地獄」の解説は鱗が落ちまくりでした 自分の中にあったもやもや そのもやもやが何であったかやっとわかった!もやもやを理解するまで7年かかっちゃった(2004年に近松バイオレンス崔版として上演された舞台を見に行っていたので))
自分の勉強不足ですが、歌舞伎で上演されているのを文楽でも上演しているんだと思っていましが違ったんですね
文楽⇒歌舞伎だったとは・・・いやはや自分の勉強不足がただただ恥かしいッ
しをんさんの文楽への熱い、熱い、暑苦しいくらいの(笑)愛情がそこここにあってひしひしと伝わってきました
まずは「仏果を得ず」を再読して、文楽の公演見にいかないと!!
しをんさんの好きなものは好きなんだ!とうきゃー!とされているのを読んでなんだか勝手にそれでいいんだよね、と納得
私がどう頑張ったって舞台や映画、本等々の感想をめちゃめちゃ内容を理解した上に高尚な文章書くなんてできないですもの
作者さんの書いていた気持ちだって、演じている役者さんのことだってどんな心境かなんてわからないのは当たり前だもんね
ただただあの作品が好きー!出ているあのお方が好きーー!と叫んでいるだけでいいのよね
身の丈にあった感想もどきを叫んでいればいいのよね
胸の中にあったなんかゴロゴロが読んでうちにふゅにゃふにゃになってストンって落ちてくれました
すご~~くスッキリ!
しをんさん気づかせてくれてありがとー!ますますしをんさんのファンになっちゃいましたよ、それこそ暑苦しいくらいにww
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