先日寺山修司さんの「あゝ、荒野」を読み終わりました

舞台の原作ですなので、頭の中ではキャストをあてはめて読んでみたのですが・・・

難しい

本当に難しかったです


いままで出会ったことのない独特の濃い世界

シンプルなようで混沌としている人間関係


どの登場人物へも感情移入が出来ず、檻の中から物語りの世界を覗いているような感覚になりました


本当に難しい

学生の頃背伸びをしたくて読んだ「書を捨てよ、町へ出よう」を読んだとき以上に寺山さんの世界へ入ることが出来ずただただ敗北感だけが残りました

私のような単純な人間には寺山さんの世界観はこれからも理解出来ないのか・・・激しく寂しい気持ちになります



この作品をどう蜷川さんが表現するのか、舞台さらにさらに見たくなりました



あゝ、荒野 (角川文庫)/寺山 修司
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