海堂尊さんの「ジーン・ワルツ」を読み終わりました
昨年の12月に試写会で「ジーン・ワルツ」を見ていたので、早く原作を読まなきゃと思っていたのですが
すっかり遅くなってしまいました

原作を読むと、映画はなんてソフトに描いているんだろうと驚きました(そして、映画がご都合主義っぽくなっちゃっているんだなぁと残念に思いました・・・)


原作のディープな世界に少し気が重くなるくらいでした(扱っているテーマがテーマだけに)

不妊治療、産婦人科医の現状、地域医療の現状などそうだったのかという簡単な言葉では言い表せないくらいの衝撃を受けました

神の領域のお話については賛否両論あるでしょうし、今の私にはこうであるべきだという明確な答えはだせないけれど。。。

生まれてくる全ての子供たちが幸せであってほしいと願わずにはいられないですね

そして、自分がいまこうして生きていることがどれだけ幸せなことなのか改めて考えました


これからお父さん、お母さんになる方はかなりディープな内容ではあると思いますが読まれたほうがいいかな?と思います


ただ。。海堂さんの国家・官僚への怒り、苛立ちがあまりにも全面に押し出されすぎているのにちょっぴり読んでいて疲れました

現場を知る医師である海堂さんの声は確かに必要で重要なことなのですが


続編?スピンオフ作品??になるのかしら???「マドンナ・ヴェルデ」も文庫になったら読んでみようと思いました

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