「いっちばん」を読み終わりました
畠中恵さんのしゃばけシリーズ最新文庫です
しゃばけシリーズは大好きで、新刊が出るとただただ早く文庫になりますようにと書店でお祈りしちゃってますw

「いっちばん」はしゃばけシリーズの第7弾

もう7弾も?と思ってしまうくらい、、、

今回も病弱な若だんなと、あま~い兄やたち、かしましい妖たちの日常が描かれていました

いつもと変わらないようで、幼馴染の栄吉が修行に出ていたり、兄の松之助が結婚し長崎屋を出ていたりと若だんなの周りは徐々に変化しています


お雛さんと一色屋のその後を描いた「ひなのちよがみ」、天狗に攫われてしまった若だんな 天狗にキツネと大騒ぎな「天狗の使い魔」も好きでしたがやはり表題にもなっている「いっちばん」が一番好きです

元気のない若だんなのために、妖たちが競いあうお話 妖たちが可愛くって・・・

読んでいると自然とほっこり笑いがこみあげてきちゃいます


少しずつ甘いだけの兄やたちが、そっと若だんなの成長を導いているのがキュンとしちゃいます


書評を見るとまんねりとも書かれていますが、私はまんねりとは思いませんが・・・敢えてまんねりという言葉を使うなら『愛すべきまんねり』なんじゃないかなと思いました

たとえは間違っていると思いますが、水○○門のようなw


次は「ころころろ」の文庫化が楽しみです

新潮社様、1日もはやく文庫化お願いします(笑)



いっちばん (新潮文庫)/畠中 恵

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