異国の生活、甘くない!! -176ページ目

二十五年という月日

渡米してから、今日で二十五年が経った。

二十五年と書くと大した事のない数字だが
四半世紀と書くといらく長く感じる。

二十五年、
長かったような、短かったような、
自分では十年ぐらいにしか感じないが。。。


三十代、四十代、五十代、 
人生の中で大切な時期をこの土地で過ごしてきた。


三十代
貧乏でとにかくお金がなかった。
頑張って働いてはいたけれどお金はなかった。
一年半も給料を払ってもらえず、社長に逃げられた時には泣いた。
99セントの物を買うにも悩んだあの頃。
唯一の楽しみは月に一回、給料を貰った後の土曜日に
イン アンド アウトのバーガーを食べる事だった。
何も楽しい事などなかったけど、ロスの青い空を見ると元気がでた。
自分の大好きな街に住んでいるのだから
それだけでいいだろうと自分で自分を言い聞かせてきた毎日だった。
永住権も持っていなかったから、いつも不安なことばかり。
家族も友達もいないから、孤独とも戦っていた。
今、思うとあの精神状態でよく暮らしていたなと感心をする。



四十代
死ぬほど働いた。
とにかく働いた。 
ぶっ倒れるほど働いた。
喉から手が出るほど欲しかった永住権を手にいれた。
仕事で永住権を取った女性は全発行数の一割だけと教えられた。
弁護士事務所の事務員さんに、
「あなたはその一割の一人なのよ。
   自分を誇りなさい。褒めてやりなさい。」
と、言われた事を思い出す。


五十代
渡米生活も二十年が過ぎ、やっと人並みの生活を手に入れた。
仕事は相変わらず忙しい。
生きる為に仕事をしているのか、
仕事をする為に生きているのか分からない日々をすごしている。




渡米して、後悔はなかったかと自分に問い掛ける事がたまにある。
幸せだったのだろうかと自分に問い掛ける事がたまにある。


後悔 - ない。
米国で暮らす事は二十歳の時からの目標だったからそれはない。
自分の望んだ生活はしていないけれど、それでも後悔はない。


幸せ - だと思う。
仕事、仕事、それしかない日々を過ごして来たけれど、
今でもそれは変わらないけれど。
家もない、 お猫様以外の家族はいない、
ここには友達もいない、
それでも人並みの生活が出来るだけで今は幸せだと思う。




平成三十一年に私の渡米生活は三十年となる。
そして、私は還暦を迎える。

五年後、私はどんな生活をしているのだろう。





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渡米二十年になった記念にこのブログを始めました。
早いものであれから五年も経ちました。
今まで、ブログを続けてこれたのはひとえに訪問して下さった皆様のお蔭です。
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