4月11日、

母の体調はご飯は殆ど食べられず、水分しか取れない日々が続いていました。



4月11日、母は風呂にずっと入ってないけん、家族風呂に行きたいと母は言いました。



母は、もう立ち上がる時も、座る時も、私が支えてあげないと転倒してしまう様な状態でしたので、一人で風呂に入れる状態ではありませんでした。



母は癌で入院する前までは、良く近くのスーパー銭湯に一人で行く程の風呂好きでしたが、末期宣告を受けて、ストーマーになってからは一度も銭湯や温泉に行くことはありませんでした。



家の風呂はありますが、母を支えて入るには狭いので、母の希望通り家族風呂に連れて行ってあげました。



温泉の家族風呂に連れて行ってあげましたが、私も母も家族風呂に行くのは初めてでしたが、エアコンも完備されていて綺麗な所でした。



母と風呂に入るのは、私が幼稚園まででしたので、20数年振りでした。



私が小さい頃は、母とばあちゃん達と良くスーパー銭湯に行きました。母と一緒でばあちゃんも凄く風呂好きでした。



母を支えて洗面台に座らせて、髪の毛を洗ってあげて、背中を流す時母の背中は背骨だらけで、私はただ悲しい気持ちでした。



ですが、お湯に浸かる母はとももリラックスしていて、また行きたいと母は言いました。



それから、家に帰り母はぐっすり眠っていました。


体温36.8 血圧105/71 脈拍101回 SpO2 91%