みなさま、こんにちは!
14年度新卒入社デザイナーの戸塚と申します。

今回は2度目の開催となります、
弊社で8/6に行われた『UXなまトークvol.2』についてレポートをさせていただきます!
どうぞよろしくお願いいたします。



『UXなまトーク』は、UXの現場のなまの声をトークするというイベントです。
各社どうのようにUXを考えているのか、現場ではどのように導入されているのかなどを対談、パネルディスカッションしていただきました。

登壇者は
DMM.comラボ 井上 誠さん × CyberAgent 大塚 敏章さん
長谷川 恭久さん × SIROK 石山 貴広さん
Goodpatch 村越 悟さん × CyberAgent 鬼石 広海さん
AWA 室橋 秀俊さん × AWA 冨樫 晃己さん

インタラクションの現場でご活躍されている8名の方々です!
バラエティ豊かなお話を聞くことができました。
最後はパネルディスカッションもして頂きました。




Twitterを活用した質問など、登壇者と参加者の距離がとても近い!
ビールを片手にガチトークを繰り広げるすごい勉強会でした。

来れなかった人は残念すぎるんだぜ!(>_<)

なので是非下記にまとめた概要を読んで頂き、
次の機会に参加していただけたらと思います!

『インタラクションデザイン、その前に』

DMM.comラボ 井上 誠さん × CyberAgent 大塚 敏章さん




 

インタラクションとは一体なんなのか?
アニメーション?カッコいいデジタルなフィードバック?

インタラクション=世界観を作るというのは
わかっているつもりになっていても、わかっていなかったことなのかもと
改めて思うところでした!

インタラクションとは本来
「交流」「ふれあい」「やりとり」「相互作用」
という意味です。

人間は昔から「会話」というインタラクションを続けています。
プロダクトづくりも「ユーザーとの心地よい会話」という
言葉にとても惹かれました。
プロダクトも人格を持ち、ユーザーと会話をしていこうという考え方は
アプリのブランディングにも繋がるはずです。

そしてインタラクションはもちろん「人と人」だけでなく、
「人とコンピューター」の間にも起こることなのだと
井上さんが成長するロボットPalmiのお話しも交えて
説明してくださいました。

「インタラクション」はとても一言で表せるものではない…
広くて深い意味でのインタラクションについてのセッションでした。

『インタラクションデザインのこれから』

長谷川 恭久さん × SIROK 石山 貴広さん





このセッションではインタラクションの未来について語って頂きました。

・「ディープリンク」というFacebookなどで友達の記事を見に行った時
該当のアプリが開く機能があり、
今まではアプリは単独で存在していたが、これからは「アプリとアプリの関係」を
考えることになっていくだろうとのこと
SIROKではディープリンクの分析・運用ツールGrowth Linkなども開発されています。

・多くの種類のIoT(Internet of Things)がこれからも増えていき
スクリーンだけの話ではなく、スマホはリモコンのようなものになっていくだろうというお話しでした。
長谷川さん は記事やPodcastでもこういったインタラクションの今後の展望や様々な
課題について議論されています。
是非チェックしてみたいと思います!

・職と職の間をうまくつなぐ人(パイプラインエンジニア)が増えるかも?
コードとビジュアルの間をつなぐ人が必要となっていくのかも

ワクワクするようなテクノロジーの未来が垣間見えるセッションでした。
SF映画などで見る「未来っぽい」インタフェースやデバイス…
SF映画やアニメが好きな私はテンションがあがるお話でした。

遠い未来だと思っていた世界がもう目の前にきているのかもしれません。
そしてその未来を作るのは「インタラクションデザイン」なのです!

『インタラクションデザインの視点』

Goodpatch 村越 悟さん × CyberAgent 鬼石 広海さん





マネージャーとデザイナーという違った視点でみる
インタラクションについてトークして頂きました。

「偉大なプロダクトは偉大なチームからうまれる」
それは仕組みと組織をデザインするということ。
会社全体を俯瞰するマネージャー村越さんの視点 

対して、現在AbemaTVでクリエィティブディレクターをされている鬼石さんは
マネージャーをなくそうという動きをしていて、
デザイナー、エンジニアが主体的にモノづくりを進めているとのこと。

真逆な考え方だな、と驚きましたが
「コミュニケーションが重要であり、
チームビルディングはプロダクト成功への鍵となる」
という意味では同じなのかもしれません。

AbemaTVでもGoodpatchさんのプロトタイピングツールProttを使っている
そうで、最近リリースされたSketchとの連携機能が
とても使いやすいとのことでした。(私も使っています)

『AWAインタラクションデザインの開発秘話』

AWA 室橋 秀俊さん × AWA 冨樫 晃己さん





話題の音楽アプリ『AWA』の開発秘話をそんなところまで!?
という細かい視点でお話しして頂きました。

AWAでは
【当たり前に使えるインタラクションにしよう】
に軸をおいてとにかくチームみんなでインタラクションに
こだわったということでした。
構造の矛盾は徹底的に考える!!

・位置関係
・トランジション
・ジェスチャー
・ディレイ
・スティッキー(AWAはスティッキーをあえて使っていないお話し、面白かったです)
・iOS7,iOS8への気遣い
・ストレスレスに作る

という細かいインタラクションにフォーカスして
こだわりを教えて頂きました。

終始プロダクトを見ないとついていけないという
ハイレベルなお話でした…!

しかしびっくりするくらい細かい気遣いがあるからこそ
「カッコイイ、おしゃれ、新鮮」と思いながらも
息をするように自然に使えるのだと思います。
そういえばAWAは使い方に悩んだことがないかもしれません…
(文章ではよくわからないかもしれませんので、是非AWAを触ってみてくださいw)

おわりに

他では聞けない貴重なお話が2時間半にギッチリと詰まっていました。
私も未熟ながらデザイナー、襟を正すとともに楽しくなって参りました…!

UX、インタラクションーー
デザイナーだけではなく全ての職種、人々が考えていくべきテーマだと思います。

現場からは以上です!
最後まで読んで頂きありがとうございました~!m(_ _)m


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