今回は、ネイティブアプリをリリースする際の最後の門番「ストア用素材」について執筆させて頂きます。
最近では動画も閲覧できるようになり更に重要度が増しているので、そんなストアに並べる素材を下記3点で簡単にまとめてみました。
・申請に必要なサイズをいつも迷うので、サクッと分かるような一覧
・ファーストビューを意識したちょっとしたコツ
・はじめての紹介動画制作
それではよろしくお願い致します。
各ストアに必要な素材一覧
簡易版ですが、おそらく最もスタンダードだと思われるものをまとめました。※詳細に知りたい方はこちら(Google play / App Store)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150114/15/ca-1pixel/f8/9f/p/o0600066013189234130.png?caw=800)
App Storeは端末サイズに合わせた画像・動画を用意する必要があるので枚数が多めです。
対してGoogle playはだいぶフリーダムな印象です。
これらのルールの中で、実際の見え方を意識したポイントについて書いていきます。
App Storeでの見え方
・スクリーンショットは下部が隠れがちなのでキャッチコピーは上部に欲しい・横向きのアプリでもスクリーンショットが縦なので文字を読ませたいなら縦向きがベター
・「見切れ」を意識して1or2枚目の左部にスクロールしたくなる工夫を(土竜は「脱法」)
・最小で40%までサイズが縮小されるので文字は48px以上で情報量も詰め過ぎないように
作る際は他のサービスを参考にしてみると色々発見があると思います。
そんなときはApp Screenshotがオススメです。
App Storeランキングから画像と説明文だけを並べてくれるので見やすいです。
(CMで話題の「755」。スクリーンショットもイケてます。)
Google playでの見え方
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150114/15/ca-1pixel/0b/d2/p/o0600066013189234131.png?caw=800)
・宣伝画像はとっても大事(ファーストビューはこれ1枚のみ)
・スクリーンショット縦幅固定なので横長がオススメ(モバイルでだいぶ小さくなる)
・サイズに次第だがあえて「見切れ」させてスクロールしたくなる工夫をしてみる
・説明文章は20字×4行を目安に簡潔に
App Storeの画像を使い回してるアプリが意外と多いので、ここで適切な画像を用意できればちょっと差がつきます。サイズも自由なので、色々と試してみるといいかも知れません。
追記:執筆段階でGoogle playの新UIがチラ見えしたので確定し次第変更予定
超入門・紹介動画制作
特にこれは社内でもよく聞かれるので、土竜を例にまとめておきます。
仕様については、Google playがYoutubeのURLを貼れば大丈夫なので、制約の多いApp Video Previewに合わせて作るのがオススメです。(仕様は上のリストを参考にどうぞ)
App Previewsにおける注意
・アプリ画面の紹介なので操作する手などが映ってはいけない
・Yosemiteじゃないとアップロードができない
・500MBまでとは書いてはあるが重いとアップロードできない場合あり
・サムネイルは動画内から自由に調整できる
撮影に使ったツール
・OSX Yosemiteが入ったPCのQuickTimePlayer
・撮影したいアプリが入っているiPhone
・Lightning(ケーブル)
サイズ変換に使ったツール
・MPEG Streamclip: video converter for Mac(フリー)
※土竜では640x1136pxしか用意していなかったため、アス比を保つために余白で埋めましたがリジェクトはされませんでした。(サイズ合ってないとアップロードできない)あらかじめ各種サイズで動画を作れればベストです。
撮影方法はこの記事が分かりやすいと思います。
【開発者必見】OS X YosemiteはiPhone/iPadの画面キャプチャ動画を撮ることができる!
ちなみに土竜は下のようなコンテをデザインデータで作り、そのまま素材を書き出して今のPVができています。こちらの動画と合わせて見ると分かりやすいと思います。
撮影して映像を繋ぐだけなら後はiMovieがあれば全て無料で作れるので、まだ動画のないアプリは是非とも試してアップしてみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ついついスクリーンショット等は使い回しやリサイズするだけになってしまいがちですが、それぞれの特徴を掴んだ最適な画像を並べてみてください。
また余裕があれば数字を見つつパターンを試してみたりするのも良いと思います。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。皆様のストアの充実に少しでも貢献できれば幸いです。
今年も1pixelを宜しくお願い致します。