こんにちは。
私は現在、個人事業主としてiPhoneアプリの制作の勉強、またネットビジネスのスタートアップに関わっていますが、目下収入がある仕事は「採用コンサルタント」としての仕事です。
そしてこの1月からある大手企業の人事の手伝いとして、その企業に入社する学生を確保するという仕事を請け負っています。
というわけで、今年の新卒採用状況について書こうと思います。
今年の各大手企業の採用状況は、昨年と比べると間違いなく良くなります。
理由は私でなくても明らかですよね。
昨年末に採用数を昨年の倍にすると発表したパナソニックは一時のリストラで不要なビジネスや社員を削減し、利益を残しています。
特にメーカーを中心とした他企業も、円安やリストラ効果で業績が回復しているので、採用数はまあ伸びるでしょう。
※もちろん、円安により業績が悪化している業界もあります。
つまり今の大学3回生は、大手企業に入りやすいのは間違いありません。
ただ、先ほど例に挙げたパナソニックを見ても分かりますが、赤字ビジネスを切り捨てた事による人員削減の結果、採用数を増やすという事実は知っておくべきかと思います。
つい数年前にテレビに注力したパナソニックやシャープが、外部要因であっという間に窮地に陥ったり、例えばコダックがデジカメの普及により倒産したように、ここ数年の環境変化の激しさはもはや大手でも安泰でない事を示しています。
現実的に、社員が少ない中小・中堅企業は比較的事業の転換がしやすいですが、大手企業になると1つの事業を辞めると影響範囲が多岐に渡る為、赤字の垂れ流しでどうしようもなくなってからリストラに走るケースが多いです。
だからといって、大手企業に入る事を否定するわけでは決してありませんが、大手企業に入っても決して安泰ではない事を大学生の方にはぜひ知っておいて欲しいと思います。
その企業のみで通用する人材ではなく、何かあった場合には他の企業でも通用する人材になる事を日々意識する事が重要です。
実際に以前中途採用を行っていた際には、数年前に大規模リストラを行った某大手企業をクビになった方の応募がすごく多く、またしばらく職が決まっていない方も多かったです。
こういう方々は、大手に入社した故に認識が甘かったせいだと思います。