大阪の寺院の数は実はめちゃくちゃ多い。数は日本で二番目、密度は日本一! | 大阪をより楽しい街にする起業!

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日本の最先端を走る都市の為にいち早く衰退を迎え悪いイメージを持たれがちですが、客観的に見るとインフラが発展していて都心にも出るのも自然や歴史・文化に触れるのも容易、非常に住みやすい都市大阪。この魅力的な街で起業して成功するぞー!

一般的には、あまり「歴史・文化」とは縁がなさそうな大阪。
どっちかというと「商業」とか「中小企業・町工場」のイメージを持たれています。
この辺りは秀吉統治時代以降の歴史の積み重ねから来たものだと思います。

でも実は、大阪の寺院の数は日本で二番目に多く、密度で言うと日本一という事実があります。
これは秀吉統治時代前の歴史が関係しています。
※寺院数が一番多いのは、多そうな印象がある京都ではなくて愛知だそうです。


日本で一番有名(?)な天下人である織田信長が活躍していた頃、今の大阪市域は浄土真宗総本山の石山本願寺を中心とした完全な宗教都市でした。
ちなみにお隣の堺は東洋のベニスと呼ばれてたり、堺港を活用した貿易で儲けた商人の自治都市として有名ですよね。

ちなみに、直近の堺市長選挙で「堺市の自治都市としての精神をなくしてはならない!」と大阪都構想への反対を煽っている方もいましたが、大阪市とくっつくかどうかのちっちゃい話と、過去の自治都市精神と一緒にされたら先人に失礼やと思います・・・。



他にも、聖徳太子が建立した日本初の本格的な仏教寺院である四天王寺もあるなど、大阪城から天王寺にかけての一体はお寺だらけで散歩すると意外な発見があり面白いです。
ちなみに、大阪にも清水寺と呼ばれるお寺があったりします。

ただ、全体的に観光バスが止まれるような大きな敷地を持った寺院は少ないので、観光地化できず情報発信もしていないので、大阪にこういった印象を持たれていないのだと思います。
ただ、京都のお寺みたいに観光地化して(現実的に)儲けているのではなく、地域との密着で儲けているという面では、今でも宗教が生活に密着している文化都市という事も言えるのではないでしょうか。