2017年末帰省の旅その5村上駅でキハ48に乗り込み、北を目指す。羽越線の村上~鶴岡間は一日5往復しか普通列車がない。特急いなほは割と本数が多く、特急と貨物列車の為にあるような区間だ。村上を出てすぐ日本海が迫ってくる。遮るものは何もない。新潟行のいなほとすれ違い。羽越線の風光明媚な区間に橙色とクリームが映える。風も強い中、道路と平行する区間を過ぎて……また日本海が迫る。この荒波は冬にしか味わえないものだ。府屋駅、ここは羽越線の新潟県側の最後の駅である。ここから鼠ヶ関駅までの間に県境があるのだが…………私の目では見つけられず。鼠ヶ関で普通列車の待ち合わせの為に遅れがさらに遅れてもう40分超え……。対向列車はキハ47とキハ40の2連。あつみ温泉駅に到着。海の見える温泉街としての需要もあるようだが降りる人がいないのは少し寂しい。よく父と釣りをした磯の近くを通過する。普段は磯の側から羽越線の上沼垂485系などを見ていたが、今になりようやくその逆が叶った。周りは昔と変わらないものの、ここを走る列車は大きく様変わりした。この辺で日本海と別れ、ひた内陸部を進む。さて、ここから酒田まで無事たどり着けると思っていたが、まさか内陸部でも遅れるとは思わず……。