それにしても金魚ってタフですよね。
連れてこられた初日から、何事もなかった様に普通にエサを食べちゃうんですから(笑)以前飼っていた子達は、慎重に水合わせまでしてもらって、居心地の良い環境を与えてもらっても、二、三日は普通にエサを口にしてくれませんでした。喰わないと言えばアジアアロワナ。中には何ヶ月も拒食する奴がいます。
そう言えば、以前海水魚を少しやっていた頃に、エサの小赤ちゃん達が、放り込まれた海水の中を普通に泳いでたっけ。あれには驚いたな。人間に例えるなら、いきなり火星か土星にでも連れてこられて放り出された様なものなのにね(笑)とにかく、この生命力の強さはいったい何?
わが家に金魚達が来てから三日たったある日、殺風景な水槽があんまりに思い、近所の熱帯魚屋にレイアウト用品を買いに行きました。一人で。もう、お察しの通りです。家内よりも自分が熱を上げ始めてしまったんです(笑)
店を覗くと、コレだ!っていう流木が置いてありました。ADAのブランチウッド。なかなかの枝ぶりで、まさにお誂え向きです。
喜んで家に帰り、何も考えずに、サッと水洗いだけしてドボン。
しばらく経って水槽を見たら、何となく白濁り。まぁ、朝には落ち着いてんだろ。ってな気持ちで、おやすみなさいしました。
朝になって家内が「水槽ヤバイ事になってるよ!」と起こしにきました。慌てて水槽を見に行くと、昨晩の比じゃない位の濁りと水面の泡。肝心の金魚は、息も絶え絶え・・・??!!!ヤバイじゃん、これ!と慌ててもどうして良いか分からず。どうした!1800!(笑)
家内は仕事に行くと出かけ。自分はネットをあちこち調べてみました。
「アクが出ても、その成分であるフミン酸は、かえって魚を落ち着かせる作用がある。ただ、まれにタンパク質が過剰に溶け出しエラに付着し、呼吸困難に陥るケースがある。」まさに、これです。
そうか!水替え。慌てて流木を取り出し、半分程水を捨てたところで、カルキ抜きをまだ買っていなかった事に気がつきました。
今は朝の9時。一番早いヤ◯ダ電機でも開店まで一時間もあります。待ってる余裕は無いな。そう思った自分は、水道水をそのまま水槽へ。待つこと二時間。さっきまで、目も虚ろな金魚が(そう見えた)フラフラと泳ぎ始めました。
オッ、オォー!
それから時間の経過と共に、徐々に状態を取り戻してくれたのでした。
俺が、うっかり流木をそのまま入れてしまったばっかりに。ゴメンね。金魚君。
ちなみに、こんな状況にも関わらず、小赤の方は普通の顔してエサを探していました。ハンパじゃないなコイツ。