ここ一ヵ月半で6冊読みました。

アドルフ・アイヒマンは、ユダヤ人にホロコーストの事務方で列車の手配など効率的に〇害する

システムを構築した手腕で、出世したナチス親衛隊中佐です。

本の大半は彼がナチス親衛隊官僚として歩みを詳細に書いていました。

 

 アイヒマン裁判では本人の姿があまりにも普通の人凄い驚いたそうです。

 

 本人は「命令に従っただけだ」というのが主な主張です。

 

 著者は、日本人も生真面目さ故、「上の命令は絶対」みたいな風潮があり、アイヒマン

みたいな人間が1,000人に1人ぐらい現れるのではないかと危惧していました。

 

 しかし本当にそう思っているのなら、南米へ逃亡する必要もなかっのではないかと思います。

命令に対してその業務が不合理であれば従わなくてよいと労働基準法にはのっています。

多くの人は知らないでしょうね。

 

 この本の終わりに今のドイツ連邦軍にも同じような法があり、ある命令を受けた将校が他国の

戦争に加担することになるからと命令を拒否、降格処分となりましたが、将校がこれを不服とし

裁判所に提訴して勝訴しました。

 法律を絵に描いた餅にしていないですね。

 

 僕がいる業界で、若い頃在籍していた伝統ある大規模な事業所の不祥事が業界内では噂されていましたが

遂にマスコミ発表されてしまいました。

 まるで第三帝国の衰退をみているようです。

 

以前もUPしましたがあえてまたします