住宅購入のご相談をしていると、
よくこんな言葉を聞きます。
「もう事前審査は通っています」
この一言で安心される方は多いですが、
現場にいる立場から言うと、
事前審査が通った時点では、
まだ判断材料は揃っていません。
事前審査の使い方を誤ると、
後から選択肢を狭めてしまうことがあります。
今回は、事前審査で特に見落とされがちな
3つのポイントについてお伝えします。
◆ ① 借入額だけを見て事前審査を出しているケース
事前審査は、
年収や勤務先をもとに
「この金額までなら借りられそうか」
を見るものです。
ただし、
借入上限ギリギリで申請している場合、
毎月の返済や将来の支出まで
十分に考慮できていないことがあります。
数字上は通っていても、
その金額が
「無理のない返済」かどうかは別問題です。
事前審査の段階で、
余裕のある選択肢を残しておくことは
とても重要です。
◆ ② 物件が未確定のまま進める事前審査の落とし穴
「とりあえず審査だけ通しておきましょう」
という進め方もよく見られます。
ただし、
物件が変わると、
土地条件や価格によって
本審査の判断が変わることがあります。
事前審査が通っているからと安心していたのに、
本審査で条件変更や
再審査が必要になるケースも少なくありません。
事前審査は万能ではなく、
前提条件が変われば
意味合いも変わるということを
理解しておく必要があります。
◆ ③ 「通すこと」が目的になってしまっているケース
本来、事前審査は
購入判断を助けるためのものです。
しかし実際には、
「まず通しましょう」
「通れば進めましょう」
と、結果だけが目的になっていることもあります。
この進め方だと、
不安や疑問が置き去りになり、
「流れで決めてしまった」
という状態になりやすくなります。
事前審査は、
不安を消すための材料であって、
背中を押すためだけのものではありません。
◆ 事前審査は「選択肢を守るため」に使う
事前審査は、
通すことがゴールではありません。
将来の暮らしを見据えて、
選択肢を整理し、
比較するために使うものです。
私たち住まいるプラス1が大切にしているのは、
「今を越えて、未来を共に描く提案を。」
という考え方です。
今買えるかどうかではなく、
この先も安心して暮らせるか。
事前審査の段階から、
その視点を忘れずに
ご相談に向き合っています。