2023年4月15日(土) 1日中雨
愛犬きゅーちゃんが虹の橋を渡ってしまいました。
去年の1月、急に後ろ足が立たなくなって歩けなくなり
病院で診てもらったら会陰(えいん)ヘルニアって事でした。
去勢していないオスに多い病気らしいです。
きゅーちゃんは当時年齢が14歳で、
手術はリスクが高いと思い
とりあえず投薬治療を選びました。
すごい勢いで回復しました。
散歩もなんなく行けるようになり、全快した様子でした。
でも・・・
2022年7月の終わりごろ、今度は
咽に大きなしこりがあることに気が付きました。
すぐに精密検査をしてもらいました。
悪性リンパ腫でした。
この時先生から説明を受けたのは
「何もしなければ1、2か月、治療をしても1、2年の余命」
どちらにしても完治する病気じゃないって事でした。
専門の病院を紹介することもできると言われましたが
私が付き添いで通院する事を考えると、
実家近くのかかりつけの病院の方が通いやすいし、
今までの事を一番理解して下さってる先生の方が心強と思い、
このまま、この病院でお願いすることにしました。
ステロイド治療の開始でした。
1日2回の投薬だけでしたが
これまたものすごく効果が出て、しばらくすると
しこりの形も全然わからなくなりました。
「きゅーちゃんは奇跡の子」
と、先生も言ってくださいました。
お正月も元気に迎えて、食欲も薬の副作用ですが旺盛で
治療開始の時の先生の説明はすっかり忘れてました。
ステロイド治療を始めてから既に7か月が経っていました。
2023年2月22日、無事に15歳の誕生日を迎えて
トリミングに行ってさっぱりかわいくなりました。
その次の週、急に食欲不振が始まりました。
でも、大好きなチュールとかおやつは食べるので
薬の効果が少し落ちてきただけだと思い
いつもより早いタイミグで病院に行きました。
薬を変更しましょうと、違う薬を処方されました。
この時はまだ、食欲不振は一過性のもので
薬さえ飲ませれば、元気になると信じてました。
そんな状況で、1週間、2週間と過ぎていきましたが
食欲不振は相変わらずで、5キロあった体重も4キロを
切ってきてしまいました。
とにかく今は何でもいいから食べさせて
と先生に言われたので、
ケンタッキーのチキンの皮は剥いで
身を細かくちぎったものとかを食べさせました。
牛肉をバターで焼いてこれも細かく切ったり
お惣菜の唐揚げの衣をはがしたものだったり、
そんなものは食べてました。
以前のようなガツガツさは無くなってましたけど。
でも元気はなくなっていなかったので
散歩は毎日朝晩2回行っていました。
でもある日、ふと喉元を触ったら
おっきなしこりがまた膨らんできていることに気が付きました
ついにステロイドでは効果が得られない段階になりました。
1つのしこりに気がついてからは
みるみるうちに2つ、3つと出来てきてしまい
食欲よりなにより、食べ物を飲み込む事が
困難な状況になりました。
食べないので、薬も飲めない。
どんどん体重も落ちていく中
先生に抗がん剤治療を勧められました。
毎日投薬しなくてはならないのですが
実家の母親は高齢で、体力も弱っていて
今のきゅーちゃんの状態で薬を飲ますことも、
付き添いで病院に通院することもとても無理なのです。
私は仕事もあり毎日実家と病院に通う事は
難しいと思ったのですが
毎日通院して、病院で給餌と投薬をしてもらえば
またいつものきゅーちゃんに戻ると信じて
会社は午後出勤にしてもらい
家→実家にきゅーちゃんお迎え→病院
→実家にきゅーちゃんお届け→会社
これを2週間続けました。全行程徒歩&電車です。
でも、全然回復しませんでした。
とにかく食べない。ただ本当にそこなんです。
顔をみても元気だし(そう見えていただけかもしれませんが)
散歩に行く気もあるし。
ただ、この時の体重は3キロを切りそうなところまで来てました。
ものすごく悩んだし心配だったのですが
このままでは本当に死んでしまうと思い
何日か入院させてもらい、こまめに給餌してもらったら
すこしは体重ももどるのでは?と考えてしまったんですよね。
2023年4月12日
3泊の予定で入院をさせました。
2023年4月15日
退院の日、夕方お迎えに行く予定だったのですが
なんだかとても嫌な予感がして、
朝イチ病院に向かったんです。
その道中で病院から電話があり
「もう危ないから早めに迎えに来てください」と。
発狂しそうでした。本当に。
入院させたことを本当に本当に悔やみました。
いつも家の中で自由に動き回っていたのに
ケージの中に1日中入れられてたら
そりゃ元気もなくなるよ!
わかってたでしょ!
自分がうまく給餌してあげればよかったじゃん!
なんで人任せにしようとしたんだよ!
もう頭の中は後悔と自責の念と死への恐怖と
とにかくぐちゃぐちゃでした。
病院に着くと、きゅーちゃんはぐったりしてました。
リュック型のキャリーバッグに入れて
急いで歩いて実家に戻りました。
実家まであと2、3メートルの所で
わんわんわんと鳴き始めました。
バッグの中からこちらを見ている眼とあいました。
実家についてリュックを下ろしたときはまだ息をしていました
でも、布団に寝かせた途端息を引き取ってしまいました。
母も私も大号泣の大絶叫。
そしたら、一瞬ぴくんぴくんと息を吹き返しました。
と思うのですが、死に逝くときの痙攣だったみたいです。
きゅーちゃん家に帰りたかったんだね。
家に着くまで頑張ったんだね。
さっきのわんわんわんは、
もう時間がないから急いで!
お母さんに最後に会いたいよ!
って言っていたんだね。
本当にあっけない。
犬の時間の流れの速さは人間の何倍にもなるから
私にとっては約2か月間だけど、
きゅーちゃんにとっては1年近い時間だったのかな。
本心はね、きゅーちゃんの治療方法に対しての
後悔は何一つないんだよ。
治療開始した時の先生の言葉を
今更ながら思い出したし。
きゅーちゃんはやっぱり奇跡の子で
ものすごく頑張った。
ただ、
また散歩に行けるって本気で信じてたし
治らないとは全く思ってなかったし
まだまだ抱っこしたかったし
声聞きたかったし
膝に乗せたかったし
写真撮りたかったし
お顔拭いてあげたかったし
毛をとかしてあげたかったし
とにかく、まだまだ生きててほしかった。
元気はつらつな姿しか今は思い出せないよ。
きゅーちゃん。
いつか必ずいくから待っててね。

















