現在多頭飼育崩壊案件の対応中のお世話係、休みの日にはご飯を与えに行き猫の動きや様子を確認してました

この案件は9月13日のお世話をしているおじいちゃんが入院してから始まりました

私が依頼を受けて対応を始めたのが10月8日です

相談者からは成猫14匹、大きめな仔猫1匹の情報でした

10月12日いつものようにご飯を与えに行き食べ終わって猫の様子を確認していたらミャ~ミャ~と仔猫らしい鳴き声が聞こえます、懐中電灯を持って声が聞こえる方を探してみると隙間にゴミと埃りまみれになった仔猫を発見、這いつくばって保護しました

仔猫は重度の猫風邪症状ですが力強く鳴いてるのでこの子の生命力に期待しました

顔は目から出た膿などでガビガビな状態です、目は猫風邪の症状で目が塞がってます

体重は333g、体を触ると痩せていて細く感じました

動物病院は診察時間が終わってるので、獣医から猫風邪の時に使いなさいと言われてる薬を投与、ご飯を自力で食べられないので流動食を強制給餌したら食べてくれました

この時点で今夜は大丈夫と思ったお世話係です

夜中もトイレに起きた時に様子を確認したら元気そうでした

明日病院へ行って診察してもらおうねと声を掛けて就寝

目覚めてすぐに仔猫の様子を確認したら・・・・・・

えっ、どうして?息をしていなく死後硬直が始まってました

仔猫はもっと早く、軽い症状で発見できたはずなのに、鳴かないから発見できません私がいる時に懸命に泣いたのは助けを求めていたのかもしれません

一夜しか一緒に入れなかったけどペットヒーターで暖かく、ご飯を食べて人との温もりを感じられて仔猫は幸せだったと自分に言い聞かせてました

亡くなった日は8時から依頼者さんと猫たちをどうしたいか相談、その時仔猫1匹保護したけど猫風邪で助ける事ができませんでした報告、依頼者さんは作業場の前に仔猫の亡骸があったよと、一緒に産まれた兄妹たちも亡くなったのか・・・・・

相談が終わってから火葬場の予約、仔猫とのお別れであっという間に時間が過ぎていきます

タオルで体を拭いて、綺麗にブラッシングをして毛並みを綺麗にキラキラ

顔のガビガビは綺麗にできませんでした

猫の保護活動をしてると辛いこともあります、命を繋げられなかった時の悲しみは計り知れません、今日は泣いてばかりのお世話係でしたがいつまでも泣いていられません、助けを待ってる猫はたくさんいます

火葬場の人から何か名前をつけて下さいと言われとっさに【ちびくろ】と命名

ちびくろちゃん、もう苦しまなくていいよ、お空の上でのんびり過ごしてね

とらちゃんが待ってるよ