夏、まっさかり。

 

ひまわりも待機中。

 

 

もうすぐ米寿を迎える母と衝突した。

母は、持病(コロナ重症化を招くおそれのある基礎疾患)があり、腰痛もひどい。

近所に住む私は、ついつい心配になってしまう。 ~そもそも並外れた心配性(笑)~

過干渉はお互いのためによくないと感じていた矢先のこと。


数時間前の事を聞いたら、とんちんかんな返事が返ってきた。

忘れてしまったのか?聞こえてなかったのか?

まずは補聴器をつけてくれるように頼んだ。
すごく高額な補聴器。

聞こえないのは危ないし、何より本人が楽しくないだろうと購入した。

起きているときは、常につけていた方がいいと買った際に説明されたのに

、、、ほとんど付けていない。

通院などで外出する際も忘れることがままある。

部屋にいる時は、テレビかラジオを大音量でつけっぱなし。

こちらは、マスクをしたまま、大声で呼びかける。

2回ぐらい呼びかけて、やっと気付いてくれる。

帰るころには、喉が痛いこともある😢


「なんで補聴器をつけないの?」

と聞いてみた。

「昼間一人でいるので補聴器は必要ない」

「自分の思う通りに身体が動かなかったり、忘れてしまったりして、

自分でも悔しい思いでいるから、文句を言わないでほしい」

「生きているのが辛い」

と返ってきた。
私の言い方にイライラが含まれた強さがあったと思うが

娘として「しっかりしてくれよ」の気持ちもあるので、こちらもショック!!

 

そして、母の発言はまだ続く、、、、

「私は小さいころから苦労してきた。誰にも言ってないが、

嫌な思いもして、死のうとしたこともあった。

けど、頑張ってきたから今、こうして生きているんだ」

 

母は今、そういう世界で生きているんだ。

私は過干渉はお互いのためによくないと改めて思った。

 

**********

 

「誰にも言ってないが、嫌な思いもして、死のうとしたこともあった」

その話、何度も聞かされた。(私に話したことも忘れているんだ)

正直、娘として、女性として聞きたくないことも、話された。

それは私が大人になってからだったが。

 

そして、はっと気付いた。

インナーチャイルドの癒しをしようと幼いころの出来事を思い出しても

母にされた嫌な思いや言葉がなかなか浮かんでこない。

中間子の私は、幼いころはボンヤリとしていた。

だから出てこないのかなと思っていた。

 

違う!私、傷ついていた。幼いころでなく、大人になってから。

母は、私が大人になったから話したのかもしれない。

つい、愚痴のように話が出てしまったのかもしれない。

その話をした母を責めるとか、許すとかではない。

 

私の中に傷付いた私がいたという事実を気付かせてくれて、

ありがとう。

そして、私に話したことも忘れてしまっている母。

話したことで、その時、少しでも癒されていたら、いいな。

 

また、私の平和に少し近づいたかな?

 

昨日の雲も鳥が飛んでいるように見えた🐤