甲状腺腫瘍について① | 働く39歳(育休中)。我が子との昼寝を目指して第一子育児中

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自分が不妊治療をすることになるなんて。自分に悪性腫瘍があるなんて。
そんなまさか続きやったけど、無事に娘が誕生しました。
2022.7 初めての採卵
2022.9 甲状腺乳頭がんのため、甲状腺右葉切除手術
2022.11 初めての胚移植
2023.8 娘が誕生

私は不妊治療の過程で、甲状腺に悪性腫瘍が見つかりました。

ただ、前置き的に話すと、甲状腺の悪性腫瘍は一生涯何の影響も及ぼさないまま気づかないまま、天寿を全うする方も大勢いらっしゃるようで、ガンの中でも1番穏やかなガンと言われているらしい。


甲状腺にポリープが見つかっても、細胞診をするケースも少ないようで、細胞診でもし悪性やとわかっても腫瘍のある場所や腫瘍のサイズ、患者さんの年齢で、経過観察となることも多いらしい。生涯、経過観察でなにも悪さをしないということも多々あるよう。


診断後に、調べて調べて調べて……やっと正体をつかんで、こんな風に状況を受け止められるようになったけど、

初めて診断を聞いたときは、悪性!?待って。悪性腫瘍ってガンのことやんな!?

先生の話を聞きながらそんなことを考えて、体の中からサーっと血の気が引いていく感覚を味わいました。なんとも言えない、あのときの指先の感覚が忘れられへん。



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まずは甲状腺の悪性腫瘍が見つかった経緯から…


2022年5月末

再開した不妊治療の検査で、初めて甲状腺のTSHという数値が高いと指摘される。


2022年6月下旬

改めて6月中旬にしてた血液検査でもやっぱりTSHが高いから、先生に甲状腺の病院を紹介されました。ちなみに、私は5月末の数値が5.25で、6月中旬の再検査の数値は4.10。普通に暮らす分には私の数値でもまったく問題ないけど、妊娠を考えてる人にとって甲状腺の数値は重要らしい。妊娠希望の方の基準値は0.35〜3.73らしい。それ以上やと、着床しにくいとか流産しやすくなる、らしい。


この日の診察後すぐに紹介された甲状腺の病院に電話をして、無理言って4日後くらいの予約を取ってもらいました。


6月最終週

初めて甲状腺の病院に行く。

血液検査をして、エコーをして、やっぱりTSHは妊娠希望にしては高めやからチラージンを飲んでみようと言われる。あと、もう一つの数値も高いから、橋本病の可能性があると思います、と言われた。今思えば、橋本病について調べてない。また調べよう。

追加で、エコーの結果、ポリープがあるからせんでもいいかもしれんけど一応細胞診をしてみたらどうかな?と勧めてもらう。

私は気にしぃやから、そんなものがあるなら検査がしたいと思うタイプ。その日に細胞診の予約を取って帰る。


7月1週目

細胞診の日。細胞診は麻酔はなし。注射針を3回くらい喉に刺して細胞を取る。採血と同じくらいの針の太さやからそんなに痛くないと聞いてた。

それは嘘です。笑

たしかに針を刺すのは痛くない。

でも針刺したあとになんかグリグリなるんです。よく考えたら、塊から細胞を取るねんからそりゃグリグリするよな。吸い取らなあかんし。

先生がエコー見ながら、看護師さんかな?その方に刺す場所の指示を出して、看護師さんらしき方が針を刺すんやけど、本当に申し訳ないけど、これは先生がやっても痛いんですか?とか考えてしまった。たぶん誰にしてもらっても同じなんやろな。

上向き続けてるのも辛いし、1回目のグリグリで心やられてるのに、あと2回あるんかーってちょっと恐怖を感じた。出産に比べたら大したことないから大丈夫やけどね。出産したことないけど。


細胞診の日は、貼ってもらった絆創膏みたいなのはシャワーが終わったらはずしていいよ、当日はお風呂はできるだけ遅めにシャワーだけで済ませてくださいねって言われたんやったかな。


それから数日間はなんとなく喉に違和感があったような気がする。


7月13日

診断を受けた日


7月15日

旦那さんが一緒に先生の話を聞きたい、と改めて電話で予約をして、先生に話しを聞きに行った日。

この日までにはいろいろ調べて、結構落ち着いてたから、旦那さん主導で腫瘍についてとか、これからのこと、手術についてもいろいろ聞いてくれて、私が先生に聞いたのは「先生、これってガン保険おりるやつですか?」です。笑

先生も笑いながら、「そうやね。おりるやつです。」と言ってくれました。

(もっといっぱい保険入っとけば良かったーーーってこのころには考えられるくらい落ち着いてた)



という感じ。

長くなったので、その後の話しは次につづく…