久々に人の役に立った話

アメリカの田舎に住んでいます。


日本では、


大学卒業から渡米する数日前まで


ずっと勤務医でした。


人の役に立てていたかは分かりませんが


毎日患者さんから


「ありがとう」

とか

「先生が居てくれて良かった」

とか

言葉をかけてもらっていました。 


アメリカに来て、色々仕事は探しているけど、


中々見つからず。


病院のスタッフから、カフェ店員、保育園の補助スタッフまで、アプライすれど手ごたえなし。


そもそも、書類で落とされる。年齢?


誰にも必要とされないって


けっこう応えます(笑)




今日、子供の学校へ行くと、


エントランス前のベンチに少女が1人


オフィスで用を済ませて出てくると、まだそこに座っていました。


今日は気温も高く、彼女は頭にヒジャブを巻いている。


きっと暑いだろうな。


「大丈夫? お迎えは?」


と声をかけた。


「迎えが来ないの」


と答え、泣いてしまった彼女。


私の携帯を貸してあげ、お父さんに電話


家族が迎えに来てくれるまで、一緒に待ちました。


車が来て、2人でベンチから立ち上がると


「ハグしてもいい?」と彼女


「もちろん」と私


ハグをすると


「ありがとう!」と車に走って行きました


久しぶりに人から感謝された気がします。


なんだか暖かい気持ちになりました。