救急にも出動しています。

救急はまだ1月から入校の救急科を卒業していないため研修としての同乗です。

初めての出動はCPA。
救急隊員によるCPR、救急救命士による薬剤投与などで心拍再開する瞬間を目の当たりにしました。

涙が出そうなくらい感動しました。
人命救助を初めて目の当たりにして、自分の憧れていたのはこう言うことなんだと改めて、救急に憧れました。



出動以外に、
保育園児や小学生や一般市民の署見学や中学生の職場体験の対応、消防訓練にての消火器の説明や応急手当の指導、火災予防運動。

車両誘導や車両運用要領訓練、放水訓練、梯子操作訓練、検索訓練、などといった訓練を先輩方と訓練させていただいています。特救隊の先輩と訓練させていただけていることに本当にありがたく思います。
しかし、かなりの厳しさです。


強く怒鳴られ、正直投げ出したくなったりもしますが、逃げたくないので悔し涙をこらえ、歯をくいしばって頑張ってます。

先輩に
「辞めたければいつでもやめろ、でも俺らは諦めず頑張って欲しいし、お前が早く一人前になって欲しいって心から思ってんだ」 って言われた時、絶対一人前の消防士になってやると思いました。


私の配属された署は仕事に恵まれており、1年目にしてかなり仕事が覚えられます。そのかわり、かなり忙しく覚えることも山ほどあります。

若いうちは買ってでも苦労しとけ
新人は怒られんのが仕事だ

先輩に言われた言葉です。


まだ始まってほんの1ヶ月。
まだまだ長い消防人生始まったばかりです。努力次第で自分はこれからかなり成長すると思います。はやく一人前の消防士になりたいと思います。


仕事は体力的にも精神的にも辛いですが、やっぱり消防士かっこいいと思います。

指令が鳴ったら、ご飯を食べていようが、シャワーを浴びてようが、仮眠中の夜中であろうが、防火衣を着装し呼吸器を背負い、現場に出動します。

どんなに辛くても現場では決して辛い顔を見せてはいけません。たとえその日、一睡も出来なかったとしても、それが仕事です。


もしも、今自分が消防士ではなかったら、こんな心が強く、成長していなかったと思います。

今は人のため、そして自分のために一生懸命頑張りたいと思います。


なんて偉そうに語っちゃいましたが、
一年目のただの19歳です。


所属に配属され早くも1ヶ月。

消防署に出勤していること
消防署で仕事をしていること
消防訓練で指導をしていること
火災や救急に出動をしていること

ほんの1年前まで「消防士」に憧れていた自分が今じゃそれが「自分」であるということが不思議というか、信じられなくて。


でも自分はまだ自信を持って「消防士」であるなんて言えません。

それは、何にも出来ない消防士だからです。消防学校を卒業したとは言え、所属や現場ではまだまだ使えない消防士です。

消防の世界は甘くはありません。
はっきり言ってかなり厳しいです。
社会というものはこんなに辛いのかと、頭を抱える毎日です。

一人前の消防士は凄い人だと思います。
先輩を心から尊敬しています。

だから先輩からどんなに怒られても、言っていることは正しくて、自分の為に怒ってくれていると分かるので本当の優しさを感じています。

でも怒られる毎日は辛いです。笑
それから自分がとても情けないです。

でもそれがあるから、
こんちきしょーってなって頑張れます。
消防の世界は楽しいことばかりではありませんし、かなり疲労がたまります。


とか言っていますが、
私は消防士の道を選んだこと後悔なんてしていませんし、むしろ自分にはこの仕事しかないって思っています。こんなにも、誇りを持てる仕事なんて他にはないって思います。

消防署での勤務になり、
火災には6件出動しました。
火災現場は訓練とは全く違いました。
常に危険と隣り合わせで、正直、頭が真っ白になるような現場もありました。

初めての完全装備での屋内進入はかなり緊張して口から内臓が飛び出そうなくらいでした。そして吐きそうなくらい辛かったです。

しかし、鎮火した時の達成感はなんとも言えません。


だからこそ消防士は火災を未然に防ぎたいと思うのです。

みなさん、火の用心です。


消防学校卒業しました。
この卒業証書をもらえるまでには、たくさんの辛さや悔しさそして、嬉しさがありました。初めて「本気」になれた。

追い込んで一生懸命になってやってきたからこそ、「本気」とはこういうことかって分かった気がします。

卒業を迎えられたのはいつも温かく支えてくれた家族がいたからです。週末帰るとやっぱり家ではリラックスできて、また1週間頑張るぞっていうパワーもらえたし。家族には一番は感謝しています。
ありがとう。

そして、いつも自分のバックで支えててくれた友達や先輩方々。自分が頑張る姿見て頑張れてるよ、って言ってくれる友達がいます。正直すごく嬉しいです。逆にいつも頑張れる力をもらってるのに、そんなこと言われてすごく嬉しかったです。
ありがとう。


そして、54期の仲間。
「仲間」ってこういうものなんだって、卒業式はいろんな思いが込み上げてきて、涙が止まりませんでした。

4月、これから始まるここでの生活に期待と不安を膨らませて入校しました。初めての寮生活、初めての消防訓練。初めての鬼教官。出来ることなんて、返事と挨拶ぐらいで、出来ないことは山ほどだった。

出来ない自分が悔しい。
そこで諦めるのか、そこで出来るまで諦めずやるのか、いつもそんな分かれ道にたって、自分の気持ちとの勝負をしてきた。

「出来るか出来ないかじゃない、
やるかやらないか。」

朝や放課後、夜遅くまでみんなで自主訓練もした。みんなと頑張る自分がいて、必死な自分がいて、輝いてる自分がいた。
これが自分のあり方なんだと思った。

辛くて、悔しくて泣いた時にはいつも傍には仲間がいて、慰めることなくも後押しすることもせずただ、「自分の力で前に進めよ」って立ち上がるのを待っててくれた。それが本当の仲間の優しさだった。

たくさん汗をかいて、たくさん疲れて、たくさん怒られて、たくさん楽しんで、たくさん笑った。いつも仲間と一緒。
みんなと出会えて仲間になれた事、本当に幸せなこと。ありがとう。
これが一生の仲間っていうんだね。



最後に教官に言われたこと

これからの嬉しさは82倍。
これからの辛さは82分の1。

82人の仲間はこういうもんなんだよ。
おめぇーら絶対死ぬなよ。


ありがとう54期のみんな。
ありがとう消防学校。

「感謝」


これで終わりなんじゃない。
ここからがスタートライン。