2025/9/30(火) 7:01配信


もはや青天井の金価格、

「銀」から逆算する当面の上値は?

1/2 金と銀の価格差は何倍になるのだろうか

(写真:Getty Images) 


金(GOLD)価格が青天井だ。

ニューヨーク商業取引所の金先物価格は

1トロイオンス(約31・1グラム)=3800ドル台をつけている。 国内の金価格も最高値。


地金大手の田中貴金属工業の

現物店頭販売価格は

1グラム=2万0018円(税込み、9月29日現在) 

と昨年末(1万4746円)比で約36%上昇。

ついに2万円の大台を突破した。


世界で最も安全な資産のはずの

アメリカのドルや国債への信認低下を招いているのは

ほかでもない、同国だ。 

それでも目先、利益確定売りが出る水準はあるはずだ。


金に出遅れて上昇している

「銀価格」(現在1トロイオンス=約46ドル台、

同日現在)が一つの物差しになるのではないか。 


金には天井がないが、

銀は1979年、2011年に約50ドルという高値があり、

「3度目のほぼ50ドル台到達」に向かっている

というわけだ。


現在、金は銀のざっと85倍の値段がついている。

この「金銀倍率」は80〜90倍を軸に推移していることから判断すると、「金4000ドル、銀50ドル」あたりでいったん利益確定売りが出るかもしれない。


逆に、もし銀が「約50ドルの天井」を突破したら、

これは一大事件だ。 


※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。 

四季報オンライン