2025/04/22(火) 18:53配信

Bloomberg (ブルームバーグ)


日米通商協議、1ドル=120円前後が目標で妥結か

-シティ(Bloomberg)

円はドルに対して上昇すると、

シティグループは予想する。


米当局は今後の通商交渉に、

円安への対応についても盛り込みたい考えだ。 


「米国は1ドル=100円を念頭に置いているのかもしれないが、120円前後がより現実的な妥協だろうと思う」と、高島修氏らシティのアナリストはリポートで指摘。


4月22日の取引で、

円はドルに対して一時0.7%高の139円89銭まで

上昇した。 


加藤勝信財務相兼金融担当相と

ベッセント米財務長官は週内に予定が伝えられる会合で、会談する見込み。


シティによると、日本銀行が政策正常化に取り組み、円を押し上げる見通しを踏まえ、トランプ政権は日本に対する関税引き上げを見送る公算が大きい。


4月22日の為替市場で円は心理的な節目である

1ドル=140円を突破し、

G10通貨の中で最高の上昇率となっている。

米国資産に対するリスクが高まる中で、

ドルに代わる資産を投資家が模索していることが

背景にある。


みずほ証券の為替ストラテジストは、

ドル円相場が昨年のピークである

139円58銭を試しそうだとリポートに記した。


トランプ米政権は2日、

日本に対して24%の上乗せ関税を課すと発表したが、その後交渉余地を残すために導入を一時停止とした。


トランプ政権が打ち出した関税を交渉で

引き下げられる可能性があるのか、

あるとすればどの程度なのかを測るため、

世界の市場が日米協議の推移を注目している。


原題:Citi Sees Japan Trade Deal With 120 Target for the Yen(抜粋) (c)2025 Bloomberg L.P.


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