9/6(金) 21:40 Yahoo!ニュース
【ワシントン=田中宏幸】
アメリカ雇用統計、8月就業者数14・2万人増…
失業率5か月ぶり改善
米労働省が6日発表した
8月の雇用統計(季節調整済み)によると、
景気動向を反映する非農業部門の就業者数は前月比14・2万人増で、7月から伸びが拡大した。
市場予想(16・4万人増)は下回った。
失業率は4・2%で、5か月ぶりに改善した。
FRBのパウエル議長
11・4万人増だった
7月の就業者数の伸びは
8・9万人増に下方修正
された。
インフレ(物価上昇)に影響を与える
平均時給は前年同月比3・8%増と
3か月ぶりに伸びが拡大した。
ただ、人手不足の緩和を受け、
インフレ圧力となる
賃金上昇の勢いは弱まっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は
8月23日の「ジャクソンホール会議」で、
9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で
利下げを始めることを事実上明言した。
FRBは今後も労働市場の動向を慎重に見極めながら、利下げ幅を判断する方針だ。