「日本の焼酎」じつは「血栓を溶かす」
凄い効果があった…!
【血栓溶解効果を示す成分】とは…
エタノールそのものに
血栓形成の抑制効果があることは知られており、
そのメカニズムとして、
血小板機能の抑制、血液凝固因子の低下
およびプラス
ミノーゲン(血栓などを溶かす酵素)活性化因子(PA)の上昇が報告されています。
しかしながら、
先に紹介した須見先生らの研究では、
エタノール量を統一して実験していた
にもかかわらず、
ビールやワインでは血栓溶解効果が低かったことから、エタノール以外の成分の寄与が示唆されました。
そこで、
焼酎に含まれる12種の香気成分に着目し、
PAの一種であるt‒PA産生や血小板凝集に
どのような影響を与えるのかを調べたところ、
イソアミルアルコール、β‒フェネチルアルコール、
n‒ブチルアルコール、酢酸イソアミル、
アセトアルデヒド、カプロン酸エチルなどで
強い凝集阻害が示され、
とりわけバラの香り成分でもある
酢酸β‒フェネチルが、
強力な血小板凝集抑制能を
示すことを明らかにしています。
しかしながら、
これらの成分は《焼酎》に限ったものではなく、
《清酒》などにも含まれています。
よって《焼酎》の血栓溶解作用は、
単一成分のみの効果ではなく、
さまざまな成分が複合的に寄与した結果である可能性があります。
今後、これらの
香気成分濃度の高い焼酎が開発されれば、
焼酎の香りを嗅ぐだけで
健康に良い効果が得られるかもしれません。
以上(引用文)
《✍メモ書き》
焼酎は梅酒から摂取。
お料理に、少量を隠し味として
清酒や酒粕やワインを入れたりするのは
理に適っていたのですね。
お酒も少量なら良さげ。
色々な物をバランス良く摂取ですね。
#ブルーバックス