話が前後しそうですが、この記事は今日さっきの話です。


ドナーになってくれたお母さんが移植手術が終わってから今日初めて会いに来てくれました。
看護婦さんやお見舞いに来てくれるおばさんからお母さんもだんだん復活してきていると聞いていたので勝手に安心していたのですが、ヘロヘロでした(;_;)
手術が終わってから、ドナーも、尿の管と傷口から1本ドレーンを繋いでいて、今日に尿の管は抜いてもらったみたいですが、点滴の棒みたいなのにカバンをさげて、ドレーンのバッグを持ってゆっくり歩いて来てくれました。
痛み止めがよく効いているそうで、痛みは咳をする時ぐらいしかないそうですが、ドナーは臓器が見えやすいようにお腹を膨らませて手術をするらしく、そのガスがオナラでうまく排出されれば楽なんでしょうが、それがゲップであがってきて、そのゲップが出るたびに傷に響くし、我慢したくてもゲップが出るしで吐き気みたいなのとも違うのですが、それがしんどかったみたいです。
今日はマシみたいですが、昨日までは痛いとか吐き気とかではなくて、何をするにも気力げ出ないご飯食べる気にもならないという感じだったそうです。
今日はまだご飯食べるのもしんどいけど食べやすいものだけちょこちょこ食べているみたいで、看護婦さんに洗髪してもらって、お部屋に来てくれました。

ヘロヘロなお母さんを見ると、こんな辛い思いをさせて、本当に移植してよかったのかなとも思って、ただごめんねとしか言えなくて泣いてしまったんですが、お母さんは「泣かなくても、、、あんたが元気ならいいのよ。」と言ってくれて、お母さんの腎臓を大事にしないとと、改めて強く思いました。

もともと、移植コーディネーターのかたからも、レシピエントよりもドナーの方がしんどいとは聞いていました(その中でもわたしは元気すぎる方みたいです)が、これから移植手術をされる方は、大切な方をこんなにしんどい思いをさせるんだということをよくよく考えてもらった方がいいと思います。
でも、ドナーの方はきっと、大切な方にちょっとしんどい思いをするだけでレシピエントが元気になってくれるのは嬉しいと思っているとも思います。
わたしの場合は、お医者さんから、もう迷っている余地はない、移植しかない!という流れであまり何も考えずに流れてきましたが、勢いというのも大事なので、それも悪くはないと思うのですが、これから移植しようかどうしようかと考えている方は、レシピエントとドナーと、お互いの気持ちをしっかり話してから手術してもらうといいと思います。
話し合わなくても大切な相手同士ならなんとなく気持ちもわかるので、やっぱりしなくてもいいかもしれないですけどね、ってどっちやねん!
わたしは多分自分でも術後にお母さんと会ったら泣いてしまうやろなとは思っていたし、お母さんがそう言ってくれるといいなと思うことをお母さんがそのまま言ってくれたので、幸せです。

看護婦さん曰く、他のドナーさんと同じような経過なので、お母さんが少しずつゆっくり元気になってきてもらうのを祈るばっかりです。

今日の出来事の一つでした^ ^