先日、実母から電話がかかってきてこう言われました。


母「あんた、るなこちゃんたちは歩いてる時にすれ違う人に挨拶するよう教えてる?」

聞くと、実家の斜め向かいに住んでいる小学生姉弟に、母は毎朝「おはようございます」と声をかけるのに、二人ともいつも完全スルーなのだそう。

母「ぶっちゃけね、全っ然可愛くない。るなこちゃんたちは挨拶させるようにね。」

と言われました。

昨今、【にこやかに話しかけてきた大人が実は変質者で連れ去りが起きる】、みたいな事件もあるので、親が「挨拶されても話したらダメ」と教えてることもあるのかも。

防犯に関しては、あまり誰にでも人懐こい子供は連れ去る時にチョロいだろうなあと思うので
一部うなずけないこともないけれど、
実家斜めお向かいの姉弟たちにとったら、
私の母は近所のおばちゃんなんだし、毎朝のようにそこにいる一番安全だろう人にすら挨拶しなかったら、一体いつ誰に挨拶するの?
もしかして挨拶っていう概念がない?
等、話を聞いただけで引いてしまったびっくり

私は気持ちよく過ごすことにも、
防犯という意味でも、
挨拶はプラスに働くと思うので
子供たちには明るい挨拶ができる子になってほしいなと思う。

こちらに引っ越してきてこの一年頑張ってきたことは、知り合いを増やすこと。
ご近所付き合いも大事にしてきたから、
るなこは近所の小学生のお姉さんたちにも可愛がってもらえている。

私もるなこを可愛がってくれるお姉ちゃんたちは、他の知らない子よりも意識しているし、ママさんから「うちの子が帰っていないが知らないか?」と連絡が来た時には探しに出て発見したこともあったり。

そこまで親しくなくても、るなこのお迎えの時間に挨拶をかわす小学生集団は、すれ違ってからも振り向いて「脇道にそれてないか?」とかひそかにチェックしたりする。

変質者がいたとして、挨拶をきっかけに連れ去りが起きたとしても、

「あの子はここで私と挨拶して別れたあと、あの場所で誰かと話していたようだ。お父さんかと思ったんだが···」

的な目撃情報でもあれば、解決が早いかもしれない。

事件なんかではなく、ごく普通の生活の中でも、知り合いの大人の目がたくさんあったら、
子供も悪いことはできない、危ないことは叱ってもらえるのではないかなあ。

挨拶って、メリットデメリットで考える行動じゃないけども、私は子供といる時は結構打算で知らない方にも挨拶はしているかなあと振り返って思います。

若いお兄さん、リーマンみたいな男性にはただすれ違っていく方を選びがちだけど。
おじいさんおばあさんは結構喜んでくれるし(子育て激励されたり)、犬の散歩してるお姉さんとかも返してくれることが多い。

私が 

挨拶する人、
会釈だけする人、
会釈もしないですごす人を、

年齢や性別や風貌等で微妙に選別していること、その基準も、るなこもなんとなく察してると思う。
ただるなこは照れの段階なのか、わざわざるなこに直接挨拶されても「······」で、あまり返さないので申し訳なく私がフォローに回る感じです💧

どんどん自分から挨拶していく!のは難しかったとしても、挨拶されたら返そうよ~。
挨拶を返す子に、元気に挨拶できる子に!と思いながら日々歩いています。

地域で子育て。

昔みたいにはいかないかもしれないけど、私は町の人の温かい目、厳しい目は、心強い子育てサポーターだと思っています。
何が返せるでもないけど、こちらもちょっとしたことを地域に還元できる良識ある大人でいたいと思う。