近所に、木なんて一本も生えていないのに
やたらとセミがいる歩道橋があります。
(街灯のついた高い壁にとまって鳴いているようです。)

ある日の夕刻、家族でその道を歩いていると
突然、

ジジジジジッ


とセミの翅の音がして
私の首の後ろに

カリッ

とした謎の痛みが。

       ⚫((((;゜Д゜)))

SHIiiiiT !!

アメリカ人でもないのに、心の中で叫んでました。

「ホタルくん!私の首の後ろ見てくんない!?
セミいない!?いるよね?!」

と、身体を動かせないまま必死で言ってんのに、
ホタルくんはよく見もしないで

「いないいない、大丈夫」と。

その数秒後、
るなこが、

「いるっ!」

と叫び、 

ほらやっぱいるんじゃん!?いるんじゃん!!

「ホタルくん!ちょっと!助けて!!
私マジで無理だから!セミ無理だから!」

と助けを求めるも、2メートルほど離れた位置から微動だにしない夫、ホタルくん。
棒立ち!!
 

こうして夫婦の絆が試され、
またしても(またしても!?)その溝が深くなったことが客観的にも明かになり
微妙な空気が流れたのち

ジジッ

と翅の音を響かせてセミは飛び去ったのでした。

もうね、マジでセミはSHITです(-_-#)

その後しばらくセミちゃんロードはなるべく避けています↷