子どもたちのインターネット事情についてと、
子どもをネット犯罪から守るという趣旨の警察本部
(サイバー犯罪対策課)の方の講演を聞いてきました。
「子ども」と一口に言っても、スマホを持ちはじめる世代、
小学生・中学生くらいの子どもがメインのようだったけれど
防犯系の話は聞いておくにこしたことはないかな~という軽めの動機で参加。
美人の婦警さんのお話がとても面白くて引き込まれました
最前列に座っていて、なおかつ2歳半のるなこを抱っこしていたからか
警察手帳を間近で見せてもらい、なんと、るなこは手帳に触らせてもらいました!
私は生警察手帳は初めてみました。
金ピカの☆マークがおもちゃのようにも見えたけど、すごくかっこよかったです
何が驚いたって、こういった講演を
警察の方は年間500回もやってるのだそうです…
県下年間500回ってブラックだよぉおお!!!
でも、すごく頼もしいし、大人にも若い世代にも子どもたちにも
どんどん啓蒙して、犯罪に巻き込まれて悲しい想いをする人が減ったらいいなと思います。
子どもにネット犯罪の恐ろしさを伝えるポイントは
【具体的に話すこと!】
なのだそう。
聞き手の年齢によって、事件の生々しさは多少調節するとしても
確かに小学校高学年にもなれば、しっかりイメージできた方が実生活で応用できそう。
今回は
・座間事件
・三田の女性殺害事件
・県下で子供が巻き込まれた事件
など実際にあった事件について、
その事件が起きてしまった背景、被害者の心理の紹介もありました。
海外でも、裏社会のボス的な立場の人を罵った17歳のYoutuberが殺害されました。
私たちは、自分の意見をネットで発信する自由がありますが、
それを受け取る人たちの受け取り方も千差万別。
中にはその内容を読んで、殺してやろうと思う人だっているかもしれないのだ!!!
という視点も、頭の隅に置いておかないといけないんだな…と思いました。
私もブログを書いている身として、講演中、
「あかん危なすぎる。家に帰ったらアメブロ全消去した方がいいのか?!」
とか、
「ああ・・・バカッターの炎上とその後って怖い
ツイッターやってなくてよかった」
とかいろいろ不安になった。←でも更新するという。
最近勢いのあるネット詐欺は、ショートメールで佐川急便(偽)から
「お荷物をお届けしましたが不在でした。
下記URLから、配送状況をご確認ください。」
という案内が届くというもの。
会場に来ていた人の中にも、実際にそんなメールが届いたという人がいましたが、
URLを開くと、いかにも本物の佐川急便のようなサイトに案内され、
アプリダウンロードを誘導され、ダウンロードしたが最後
連絡帳データを抜かれて友人知人へと被害が拡大するのだそう
女の子が被害にあう事件あるあるでは、
学校のイケメン男子から、LINEでちょっと恥ずかしい内容の会話を持ち掛けられ、
「画像を送ってよ」という誘いに応じてしまうケース。
イケメン男子だと思っていた相手のアカウントは乗っ取られたのもで
イケメン男子本人ではなく、全然別人へと女の子の画像が届いてしまうとか
「今日はパパとママがディズニーランド!おうちでおやつ食べ放題だ~」
と呟いた女の子の家に変質者が入って女の子が襲われた事件は、
位置情報付きの画像がアップされていたことで、住所の特定に至ったのだそうです。
運動会の写真では、体操服のロゴからも身バレにつながるし、
細心の注意を払い、背景をぼかしながら撮影した写真でも、
遊具の配置で学校が特定されたりするんだって。
変態は何でもするな!!としか。
もうこれしか浮かばない↓(ブーメランパンツ野郎先生の漫画)
事務所に所属していないアイドル志望の女の子が
SNSで「今ここです」「今これ食べてます」など、
かわいい「今」「今」「今」を発信することで、
勝手に好きになり、勝手に捨てられたと信じ込んだ元ファンの男に
ライブ会場近くで刺されたという事件もありました。
彼氏が彼女の家に古いスマホをそっと置いておく。
その中のアプリを通して、彼女の行動を監視!!とか。
最近はこれ、夫が妻を監視してるとかその逆のケースもあるらしいです。ヒェッ。
ネット犯罪に巻き込まれる被害者の低年齢化は進んでおり、
近年の被害者最低年齢はなんと
2歳(:_;)
るなこも2歳なので、この話を聞いた時は吐き気というか
ゾッとして半泣きになりました。2歳って!!
銭湯やら温泉施設で娘をパパに預けて男湯に~っていう場合でも
脱衣所で変態がずーっとスタンバってることがあるそうで。こええよ
* * *
私はツイッターもFacebookもインスタもやってないけど、
その理由の一つには、
もし自分がネット上で悪意を向けられた場合の対処法を知らないし、
使い方を間違えた場合にどんなリスクがあるかも正直全然知らないから、
というのがあります。
ただ、これからの世の中
「知りません」「使えません」「やったことないです」
ではうまく通れない道もあります。
実際、最近の就活ではネット面接もあるとかで、
その時にスカイプって何?状態だと「当社とはご縁がありませんでしたね~」
で終わってしまう。
そんなわけで、バッサリと切り落とすわけにもいかないネットツール。
じゃあ、どうすればいいの?
そんな時には、
「LINE 安全な使い方」
「インスタグラム 安全な使い方」
「〇〇 安全な使い方」
と検索すれば、できるだけ犯罪から身を守りつつ、
SNS等を利用でいる術がたくさんのっている、ということも教わりました。
今のところ私が使う予定はないけど、
将来娘や息子がネットを利用する際、
両親がネットで新しいことを始めたいと言い出した時など、
一呼吸おいて安全面を予習してから利用開始をするよう促したいです。
使える力、自分の身を守る力。
子どもたち一人ひとり全員に警官一人つける
なんてことはできない。
ネットに限らず、子どもたちにはいつでも何度でも大人が、
身の周りにある危険を教えておくことが大切だなと思いました。
とても勉強になった講演でした。