「Uボート」という映画を見ました。
※注意ネタバレあり!
私は「Uボート」というのが、
『第一次&第二次世界大戦で使われていたドイツの潜水艦のこと』
というのは全く知らず、
「Uボート」と言えば大塚愛の超軽快な同名の曲のイメージしか
なかったので(THE★無知)、言葉を知った時点で衝撃でした
ドイツも日本も潜水艦の技術は高かったのに、戦争終盤には
アメリカやイギリスのソナーの精度が上がって
撃沈されることが増えていったみたいです。
ドイツの潜水艦は、結局第二次大戦中に4万人出撃し、
そのうち3万人は帰って来なかったと冒頭の字幕にありました。
日本の戦争映画か何かで、海底から浮上できなくなった潜水艦内で
酸素が消費されすぎて酸欠気味になった時、
人間魚雷回天の酸素を放出して数時間延命したけども・・・
っていう展開の話をチラッと見ていたので、
今回も「潜水艦」という特有の状況下の映画として
そういうシーンあるかなと思っていたら、やはり
この映画でも酸欠気味の状況や、浮上できないのでは?
という修羅場がありました。
映画ってわかっていてもやっぱり怖いなと思います。
戦争映画の感想って難しいけれど、
敵艦隊を見つけた時に
「撃沈してやるぜ!」とばかりにオラオラァ!!と
こぶし振り上げて進んでいくような気持ちって
あまり女性にはないというか、男性特有な気がします。
私だったら、潜水艦の乗組員に配置されたら
敵艦隊なんかずっと見つからずにいてほしいし
できればこっそりコース外れて無関係の国にでも逃げちゃって、
戦争が終わるまで隠れてたいもんな…
当時だってそんな人いただろうけど、許されなかったから
仕方なく出撃した場合も多いと思うけど。
日本でも健康診断で兵役逃れするテクとかいっぱい伝わっているし。
敵艦をスルーしてほっておいたら、母国に攻め入られるから結局
家族を危険に晒すまいとして立ち向かう気持ちが起こるのかな。
音楽は最高にかっこよかったけど、自分が乗ってたらそうは思えないよ。
こういう映画を見ると、選挙は
憲法9条改正反対の党に入れた方がいいのかなと
ぐらっときてしまうんだけど、共産と立憲民主か・・そうか(;^ω^)・・・
中立(検討)の立場の党はちょっとずるいなと思う。
映画で印象に残ったシーンは、
ドイツ側が魚雷を当てて沈めた英輸送船(?)の乗組員が
護衛艦隊に救出されずに取り残されてしまったので
火だるまになりながら海に逃れ、大海原で船を失い
敵艦にもかかわらずドイツ潜水艦に
help!
と叫びながら泳いで近づいてくるシーン。すごく辛かった。
あまりに残酷でドイツ兵の一人もむせび泣いていた。
人を殺せとをしへしやってやつだよ。
戦争の話を「映画」として見ることに、私自身
娯楽の要素がないとは言えないので、いつもちょっと罪悪感があるけど
見終わって 「ああ、戦争は嫌だなあ」 って思う感覚は
時々確認しておきたいなって思う。