るなこを連れてバスに乗ると、
騒がないかなあ~といつも冷や冷やです。
そんな時、年配の女性が乗り合わせるとだいたい
「あら~かわいいわね、もう歩くのかしら?」
「いいのよいいのよ騒いだって」
「赤ちゃんは泣くのが仕事だもんね~」
と、小さい子の自由な様子にわりと寛容で
ほっとさせてもらいます。
そうやって話しかけてくれる人がいると
「この子がもしうるさくしたらすみません」
と先に謝ることができるので、他の乗客の人にもそれとなく
<子供のやんちゃに何も気を遣えない母ではないですよ~>
というアピールもできるというありがたさです。
↑迷惑に対して、まったく無頓着な親の子が
騒いでいると不快なのは私もよくわかるので、
この断りを入れられるとかなり気持ちが楽になります。
でも、10分20分とおばあさんとお話ししていると
子育て以外の話題になってきたりもします。
それでこの間、隣にいたおばあさんが
「私たちはね、高齢者だから
京都市からこういう乗車券をもらえるの」
と、バス乗車券を見せてくれました。
早い話が、月々一定額(かなり安い)でバス乗り放題の
市内バスフリーパス券みたいなものです。
へえ。京都もお年寄りにやさしい町なんだなあ~と思っていた時
おばあさん
「これを使ってね、暇なときは用事がなくてもバスに乗るのよ。
いろんなところの時刻表をメモしてるの。
クーラー効いてるでしょ、
暑い日は日中好きなだけドライブしてるのよ~♪」
と。
おい!!
何がドライブや!!!税金で無駄なことすな!(´Д`;)
とめっちゃ引きました。
私が運転手さんやったら
「はぁ?ワイはおかかえドライバーかいっ!」 ですよ。
そしておばあさんは笑顔で続ける。
「でも私たちがいつも乗ってると、若い人は大変よね。
椅子に座れなくなるから」。
ほとんど社会保障関係費になる納税、
日本で最も優しい税金の使い道なのに、
なんか余計に重く感じた日でした。
なんだろうなあ。
年を取ったら、
これだけ長生きしたんだ!ご褒美あってもいいやろ!
あるいは
老い先短いんだ、他人の金で遊ばせてくれや!
てな心境になるんかな(絶望)