「夫は犬だと思えばいい。」/高濱正伸


という本を読みました。


※注意!ネタバレあり注意

 

こんな本を読んでいる時点でお察しだと思いますが

最近夫との仲がどうもしっくりこないな、と思い始めたことが

私がこの本を手に取るきっかけになりました。

 

このタイトルは、まるで妻が夫を

心の中で見下しているかのような印象を与えますが

すべて読み終わるとそういった毒気のある言葉ではなくって

男性は女性を、女性は男性を

『お互いに違った生き物なのだ』という理解のもと

うまいこと仲良くやっていきましょうよ、ということを訴えていました。

 


ホタルくんの言動にカチンとくることがある一方、

私の言葉や態度が、ホタルくんを苛立たせている、

と思うことが時々あったのですが、

そうした小さなすれ違いの原因を

「私たち夫婦の性格がお互いに合わないんだ」

なんて悲しい結論にする前に、

「こりゃ~性差だ。」と思った方がずーっと楽だな、と気づかされました。

 

例えば【トイレ】について、男女でどれほどとらえ方が違うかというと・・・!?


男・・・短い、用を足す場所

女・・・長い、戦闘準備の場所


これ、「男性あるある」「女性あるある」だと思いませんか。

 

では【菓子】については?

 

男・・・甘いもの、配らない

女・・・コミュニケーションツール、配る


【買い物】

 

男・・・欲しいものはすぐ購入する、

   欲しければ高くても買う

   違いに疎い

   目的のものが手に入れば終了、他人に付き合うのは苦手

女・・・たくさん比較して一番良いものを買う

   要らないものでも安ければ買う 

   違いに敏感、値段にはもっと敏感

   過程を楽しむのでいつまでも続けることができる、

   他人の買い物も楽しめる


【親友】

 

男・・・いっしょに黙っていても気にしない

女・・・黙っていられない

 

この他にも、テレビの見方や必要な持ち物の量、

熱くなるもの、etc.いろんな違いがありました。


ほかに、男女それぞれの落とし穴がある、という分析が参考になりました。


<女たちの落とし穴>


・期待しすぎる・・・王子様なんていないのだ!

   幻想を夢見ているから「こんなはずじゃなかった」となる。    

 

・グチを言う・・・休日のパパに集中砲火!

   女友達を作って、笑ってグチっておけば、子供に

   「パパはアテにならないわ」なんて聞かせなくて済む。

 

・あきらめる・・・「夫が話を聞いてくれない」という妻が多すぎる。

   どうせウチのことなんて真剣に考えてくれない、と

   自分から夫をシャットアウトするようになってしまう。

 

・意地悪をする・・・男性には妻にイジワルを、

   という発想はないが、女にはある。

 

 

やべ!!結構当てはまるわぁ、というやついっぱいでした^^;

私は皮肉や嫌味が得意すぎて、結構意地悪してたなあと反省。


<男たちの落とし穴>

 

・正解を求めたがる

 

・論破する

 

・自分の間違いを認めない


・辟易する


 

 夫が、妻に言われていやだった一言(抜粋)


 「あなたは何もわかってない」「だらしない」

 「あなたは息抜きできていいね!」「臭い」

 「なんで洗濯物、たたんでないの?」

 「話聞いてる?聞いてないでしょ!」

 「お金が足りない」「子供が真似をするでしょ」

 「私だけがんばっているみたい」

 「いつも何も聞いていない」

 「大事なことをいつも言ってくれない」

 「仕事だけしてればいいと思ってる」

 

これも辛うじて言ってはないけど

思ったことはあるっていうやつがチラホラ。

 

結構、こういうことでつまずいてしまう夫婦は少なくないのだと思います。

離婚率が高いのは30~34歳の女性という記事もネットで見たので

おい、まさに私じゃんか!と思い、

夫婦あるあるのイライラを爆発させるようなことになる前に

上手にガス抜きして乗り越えていきたいな、と思っています。


今の私にとってはなかなかためになる本でした。

 

できれば、ホタルくんにも読んでほしいけど

タイトルがこれじゃ薦められないので

男性向けの本(「女は猫だと思えばいい」とか)が

出たらいいのにな(笑)