『旅したら 豆腐メンタル なおるかな?』 by小久ヒロ(さん)
のエッセイ漫画を読みました。
旅をしたら、豆腐メンタルがなおります!
でもなく、
旅をしたら、豆腐メンタルなおりました!!
でもなく、
・・・なおるかな?
という頼りなげなところに、豆腐メンタルぽさが出ていて
親近感を覚えたので読んだのですが、
「うんうん、そうだよね。
ああ、自分だけじゃないなあ~」
と思うところはちょこちょこあったものの、
「豆腐メンタルをなおしたい!」と強く願っている人が読むには
ちょっと内容物足りないかなあという気がしました。
作者さんが台湾で出会ったおばちゃんの言葉に
目の前が開けた、というようなところがあるのですが
おばちゃん
「人生なんて 自分で好きなように切り開いたらいい
たとえ失敗したって、 私の人生は素晴らしいって
笑えばいいのヨ!!」
というところ。
そこを読んでも、別に私には感動の追体験はできなかったし、
「言うのは簡単だよねえ」と、むなしく思っただけなので、
その言葉で目の前が開けた作者さんうらやましいな、
ああさみしいな、豆腐仲間が一人減ってしまった・・
とすら思ってしまった。←悲しい奴よのぅ、私。
それからもう一つ残念だったのは絵がかなりラフなところかな。
もともとはエロ漫画を描いていた人らしいので
絶対画力のある人のはずなのに、
主人公の目も白丸だったり単純な直線3本だったりして、
失礼ながら手抜きに見えたので、
「もっときちんと描けるやろ~~!!?」 って感じました。
話の要点は絵じゃないんだけども、素人が頑張って描いたならまだしも
プロがこの絵で本出すのはちょっともったいないかな~。
唯一、すごく参考になったのは巻末数ページのまとめのところ。
豆腐メンタルの人間は、なんでもかんでも
「すみません! すみません! すみません!!」
と言ってしまうけれど、
「気を遣わせてすみません」の方の「すみません」を
「ありがとう」
に置き換えてみましょう!
というところは、とてもいいと思ったので早速取り入れました。
今まで「すみません」がつい口をついて出たシーンで
「ありがとう」を言うようにしただけで、
自分の表情がちょっと笑顔になっていたので
「ありがとう」が当たり前になるようにしようと思いました