魔女の宅急便その3・キキともうひとりの魔女
/角野栄子
を読みました
※ご注意ネタばれあり!
うそっ!!
前に魔女の宅急便の2巻を読んでから半年以上経っていた!?
自分の中では2カ月くらいあいたな~くらいの感覚だったのに。
時間の流れが早すぎる…!
この3巻は最初から後半近くまで
ずーんと暗い気持ちで読みました。
もうひとりの魔女(?)、という位置づけの
「ケケ」ちゃんが出てくるのですが、
彼女の言動がもうね、海外のサスペンス映画みたいな感じです
って、見たことないんですが
「ルームメイト」とかいう映画のあらすじが似てるかな。
キキの真似をしようとしているように思えるところ、
キキがやろうとしたことを先にやってしまう(横取り屋さん)、
キキの大切なスペースを侵食してくる・・・
というような感じで、キキの心が圧迫されていく様子が
読んでいてかなり辛いです。
後半、キキの素敵な成長のシーンがあり、
急展開ののち爽やかな解決を迎えるのですが
それがなかったら「3巻最悪!」ってなっちゃいそうで
最後まで読んでほっとしました^^
この3巻ではほかに、「うさぎさん」という女の人の
キキあての手紙が良かったです。
魔女の宅急便は、「ジブリ映画」として好きでしたが
原作もとってもいいな~と思いはじめています。
映画には原作にはない良さ、原作には映画にはなかった良さ、
どちらも素敵な作品です。
魔女とか魔法っていうキャラクター要素・概念は
もともと日本にはなかったものだけれど
「魔女の宅急便」はジブリ映画も原作も揃って
日本が自信を持って海外に紹介できるような
立派な魔女物コンテンツだな~!って思いました
原作は海外翻訳されているのかな?
されててほしいな。たくさんの人に読んでほしいような
素敵な優しい作品です。
4巻はキキの恋楽しみ楽しみ♪