魔女の宅急便その2・キキと新しい魔法
/角野栄子
を読みました
※ご注意ネタばれあり!
この2巻にはなんとなんと!!
魔女の魔法の薬、「くしゃみの薬」の作り方が書いていました
作る時の歌はこれ↓
♪あかね ねのたね たねのつぶ
つぶり めのつぶ つるのたね
月できよめた くすりぐさ
土にもどった ほーほー
三日と十日の水 すって
せのびいっぱい ほーほー♪
♪ねこのめ すずのめ めめりぐさ
くさや くさぐさ さくやはな
月できよめた くすりぐさ
土にもどった ほーほー
三日と十日の水すって
せのびいっぱい ほーほー♪
作れないのは分かっているんですが(笑)、
いいこと聞いちゃったぞ~
魔女の魔法のノウハウやーーー
とちょっと興奮しました。
このくしゃみの薬は、春分の日の前、
直近の満月の夜の十二時から作る、という決まりもあるようで
そこを読んで
えっ 春分ってもうすぐじゃない?
直前の満月っていつだ??
と思ってネット検索・・・
2015年春分の日 ⇒ 3月21日(土)
2015年3月の満月 ⇒ 3月6日(金)
と知りました。
終わっとったorz
今年の春分前の満月終わっとった\(^o^)/オワタ
とまあ、タイミングを逃していることが判明して
テンションが上がったり下がったりしたのでした
この第二巻では
キキが動物のあの「カバ」を運んだり(!!)、
「自分」を運んだりしていました。
黒い服の魔女を休んで、コスモス柄のワンピースを着て
さんぽしたりする話もありました。
ジブリ映画の方でキキが黒服ではなく
「せめてコスモス色ならいいのにね」
というセリフがありましたが
原作2巻のこのワンピースのエピソードが
映画の「コスモス色」に繋がっているのかなと思いました^^
私がキキと同じ年くらいの頃には
花がらやピンクが逆に恥ずかしくて嫌だったので
素直にかわいいオシャレに憧れているキキがなんか羨ましかった。
お父さんのオキノさんに
「高い、高い」をしてもらうシーンもありました。
2巻のキキちゃんはもう嫌がって笑っていましたが
ジブリアニメの方ではいきなりウルッとくるシーンですよね
キキのお客さんに認知症のおばあさんがいたり、
友達になったおじいさんが亡くなったり
(亡くなったとははっきりと書いていないけれど悟らせる感じ)
わかりやすい面白おかしいことばかりではなくて
悲しいことも腹の立つことも
ヤキモチも不安のモヤモヤもあって
なるほど小学校低学年には難しいかな?
裏表紙にある<小学校中級以上>対象の文字 に納得です。
印象的だったお話は
おじいさんが離れて暮らす体の弱った姉に食べさせるためと
たった一つしかない故郷のリンゴの配達をキキに依頼した9話
キキはほうきの調子が悪くリンゴを落としてしまい、
転がったリンゴが川横の岩にぶつかって砕け散って
川に流れてしまうという最悪の展開
これを許してくれるおばあさんの言葉が「神」です
あとは、トンボ以外の男の子と
「それってデート?」みたいな散歩をしてみたり、
『だって・・・魔女からやさしい気持ちをとったらね、
黒いドレスしかのこらないもん』
というかわいいセリフがよかったです。
そうそう、バファリンから優しさをとったら、
バファリンしか残らないわ・°・(ノД`)・°・
早く三巻がみたい!