映画「プラダを着た悪魔」を観ました
注意※ネタばれあり!
おいおい!こらこら!イカンイカン!
ポイ捨てはイカンよ!!
と、突っ込む余裕ができたのはやっと二回目に観た時でした。
主人公が携帯電話を噴水に投げ捨てるシーンがあるのです。
ポイ捨てはダメだけど、でも、
パリで最もクールなポイ捨てシーンだと思います(ため息
)
大学卒業後、ジャーナリストを目指していた主人公アンディは
ファッションには全く興味がないものの
「そこで1年働けば、あらゆる道が拓ける」という伝説のファッション誌
『Runway』の編集アシスタント面接を受け、幸運にも職を得ます。
新しい同僚は皆スタイルがよく、オシャレで
ちょいぽちゃのアンディ(もちろん、全然ぽちゃになんて見えない!!)は
ダサダサで浮きまくり・・・服のセンスのなさを
(なにあれ、おばあちゃんのお古~?w)
(かわいそうなくらいにみっともない) と笑われる始末。
そこで出会った女ボスにしてラスボスのミランダは
情け容赦ない鬼編集長であり、アンディの名前も呼ぶことなく
大量の雑用と無理難題を昼夜かまわずふっかけてる「まるで悪魔」!
あまりの忙しさにアンディはくじけそうになりますが、
「1年我慢すれば、自分が望んでいるジャーナリストへの道が拓ける!!」
と、私生活(恋人・友人・家族との良好な関係)を切り崩しながら
必死にミランダの要望に応えていくが・・・ という物語です。
* * *
もしかしたらこの映画は、
女性と男性で感想がかなり異なる内容かもしれません。
主人公は映画の最後で
観ている側の期待をまさかの方向で裏切ります。
え・・え・・・えええええーーー!
という行動にミランダも『失望した』と述べるシーンが後に続きますが
観ているこっちも「うわぁ考え直せぇぇ―!」って一瞬思った
「女性」視聴者は私だけじゃないと思います(笑)
ただ、ミランダの言う「失望」にしても同様なのですが
観ているこちらがほぼ間違いなく
「期待を裏切られた」形であるにも関わらず
それでもアンディの決断に対して お見事、
とうなずかずにはいられなかったです。
100万人の憧れは、自分の憧れなのか?という自問は
アンディにしか答えられないことなので。
初回にはアンディの彼氏の良さが全然わからなくて
「なんでそんなにヒゲ濃いんですか?」
とか思って見ていたし(笑)、
「この二人は別れたらいいのにな~」って思っていましたが
二回目によくよく彼氏の言葉を聞いていると
すごくありがたいことを言ってくれているなあ・・・と思いました。
そんなわけで、あえて見た目イケメンじゃないのかもね^^ ←
余談ですが、槇村さとるさんのすごく面白い漫画
リアルクローズにちょっと似ています。
ボスが花の香りを気にする、というところも似てる!
漫画では顧客のためだったけど^^
今の年齢で見て、ギリギリ・・・? アウトか?
本を読んだり映画を見て気づいたことを、
自分の生活に活用したいと常々思っていますが
この素敵な映画が発するメッセージを最も効果的に吸収する、
学び率??が高いだろう年齢層は20代前半かなあ?という気がしました。
ああ、公開当時ちょうどその年齢だったのに、
映画館に足を運ぶんだったな~あ、と少し後悔しつつ
やっぱり観られてよかった、楽しい映画でしたー
印象に残ったセリフは
「ジミー・チュウの靴を履いたあの日から、
あんたは魂を売ったのよ!」
「炭水化物を食べる人なのにー!」
の二つ。どちらも同僚エミリーの言葉です☆
あ、あともちろんミランダの口癖
「That’s all」(「以上よ」) です