帰国日の朝食、かぼちゃのおかゆです。
「粥」 という漢字は飲食店の看板でよく見かけました。
私たちが入った飲食店では、どこもテーブルの上か横(引き出し)に
ティッシュがおいてあって、熱くて辛い物を食べた時に
鼻をかむことができるようになっていました。
食卓で鼻をかむとかちょっと嫌な感じがするんですが
そうも言っていられない状況。
どこのお店でもあったので、気兼ねなく鼻かみできるのはありがたい。
ただティッシュが柔らかくないです。普通の日本のナプキンと同じ。
今度韓国に遊びにくることがあったら、
忘れずに鼻セレブを持ってこようと思いました
毎食外食していたら、絶対鼻の下が痛くなると思う!
ここのお店のウェイターのおじさんは
日本に留学したことがあるそうで、日本語でいろんな話をしました。
私の好きな韓国ドラマの『チャングムの誓い』の話をした時
コロ
「主人公チャングムの相手役の俳優さんがかっこいいですよね」
と言うと
ウェイター
「チ・ジニですね。
ぼくはチジニに似ているって言われるんですよ!」
ウェイターさんは全然イケメンとかじゃなかったので
は?なにいってんだこの人
ボケか!?ボケなのか!?いや、もしかして真剣に言ってるのか!?
だったらうなずいとかないと失礼かしら!?と動揺して
コロ 「そ、 そっくりですね?!」
と3拍遅れて言ったところ
ウェイターチジニ 「あっはっはっは! あなたは嘘つきです~!」
と笑ったのでした。
なんだ、やっぱりボケの方だったかorz
わかんないよ、なんだよもぅ。
ちょっと面白かったです。
ここで私が頼んだかぼちゃ粥が、
メニュー表では7000ウォン(およそ700円)だったのに、
レジでは現在8000ウォンになっていると判明。
ちょうどこの日ホテルに財布を忘れていた私(おい)は
全くの一文無しで、
コンちゃんに持ってもらっている共用飲食費用財布も
この朝食でピッタリ0ウォンになるという完璧っぷりだったので
やっべ100円分払えない!!という大ピンチがありました。
するとレジに居た人(おそらく店長さん)が
大声でウェイターのチジニを呼びつけ、何やら話している。
チジニさんが凹んだ表情でポケットからお札(1000ウォン?)を出し
話が済んだ模様。
私は全く状況についていけなかったのですが
コンちゃんが
「コロが注文した時、7000ウォンの表記で注文とったのは
チジニさんだから、(1000ウォンUPの)値段改正を
その時客に伝えるべきだったのにチジニさんも気づかなかったから
足りない1000ウォンを(責任とって)だしたんだと思うよ」
と分析。
ということは私が払うべき1000ウォンを
チジニさんが自腹で埋めてくれたというわけ。
なんか申し訳なくていたたまれなくてたまたま持ってた
日本で買っといたお菓子(100円相当)をにぎらせ
謝りまくりながらチジニさんと別れました。
お菓子についてはチジニさんも「えっコレ!?」ってなってました^^;
強引ながら気持ちは伝わったと思うけど。(ちなみにピュレグミです)
私は韓国に対して 反日の様子も聞いていたし
実際韓国旅行行くかどうかで声かけした友達には
「二回行って二回とも嫌な思いをした。
一回はタクシーでぼったくられて、
二回目はお店で韓国語で<バカ>と言われた」
という声もあって、いくつかは嫌な思いもするかもしれないなと
ある程度覚悟も持っていったつもりだったのです。
でもこのお店の人が恩着せがましく出るでもなくすんなりと
足りないお金を肩代わりしてくれたことや、
(失礼だけど、こういう時めっちゃ文句言ってくるのが韓国人だと思ってた)
記念に作ってもらったハングルの名前はんこ屋の
愛想のいいおじさんとのこと、
愛想は悪かったけどさりげなくおまけしてくれた
露店のお姉さん(MayJに似てる)、
チヂミを食べたお店のかわいい店員さんとの
ハートフルなやり取りがたくさんあり、
ちくしょう、ちょっと韓国が好きになっちゃったじゃんかよ
ていう気持ちです。
日韓関係ではまだ腹立つこともあるけど、(←しつこい私)
コンチャンとの韓国旅行は、
真っ先に楽しい思い出が浮かぶものになりました
いつか円高の時にまた行ってみたいです。