プラチナデータ/東野圭吾
を 読みました
注意ネタばれあり!!
画期的な捜査システムが開発された。
登録済みの国民の遺伝子データから
犯人を特定するDNA捜査、DNAプロファイリング。
殺人現場に残された犯人の毛髪、皮脂、
わずかな汗や唾液、体液等のサンプルから
およその年齢、身体的特徴から持病の傾向までわかり、
データをもとに作られたモンタージュ写真によって
検挙率は格段にあがったが
この新しい捜査システムが軌道に乗ろうとした矢先に
開発者の一人、
コンピュータプログラム開発の生みの親が殺された。
* * *
面白かったです
途中までの展開は
トム・クルーズ主演の映画
「マイノリティ リポート」に めっちゃ似てるやん
って思いました
でも真犯人は難しかった~!
読者が疑えそうな人物の選択肢がすごく少なかったのに
最後まで「コイツだ!」って確信持てなくて
ずっと楽しめました^^
逃走中の神楽にはあまり感情移入できませんでした。
理由は
(このキャラは作者に愛されているな?)
と何となく思ったので、主人公ではないけど
最後はなんとかなるよ、このキャラは死なない!!
と変な確信があったため。
これがなければもうちょっと、神楽と一緒に
ヒヤヒヤする気持ちも味わえたかも??
殺害された数学者の蓼科早樹が
極秘に作っていたプログラムの名前が
「モーグル」。
五輪直後に読み始めたし、もともとモーグルと言えば私には
上村愛子選手だ!!という感じなので
「モーグル」という言葉で出てくるとテンションが上がりました
二重人格の片割れの「リュウ」とか、
白いワンピースの謎の少女「スズラン」なんてキャラは
ビミョ~な感じがして好きではなかったなー。
なんでよりによって「スズラン」なんて名前だったんだろう?
意味もなく「スズラン」なの?
念のため花言葉をチェックしたら
「幸福が訪れる」等の他
「意識しない美しさ」とあるので、これかな?
プラチナデータとは何か、という最大の謎が面白かったです
わかってみると、そんな特権階級のエゴの塊に
「プラチナ」なんて名前もったいない!!
「自己チューデータ」でいいでしょっ!!
ってなるけど、タイトルが「自己チューデータ」だったら
だれも読まないわな~。
わな~。
な~。
読んでいて面白かったので
「あとがき」も読みたかったけど なかった
「あとがきがない」ってかっこいいなって思います。私だけかな?