映画映画


「赤ちゃん泥棒」

 

を観ました。 


監督/コーエン兄弟

キャスト/ニコラス・ケイジ  ホリー・ハンター


注意注意※ネタばれありビックリマーク



ニコラス・ケイジって名前しか知らなかったけど

もっとハンサムな俳優さんだと思ってたガーン

ハリガネ野郎(職場にいるやる気なさ杉バイト)に

めっちゃ似てるやんダウン

 

でもせっかく借りたので観てみるCD

私の頭がいつも以上にスローすぎて

冒頭の内容が頭に入らなかったので

最初だけ繰り返し3回くらい観るあせる

・・・ 

主人公はどうやらコンビニ強盗を繰り返して

何度も刑務所に入っている間に

刑務所に勤めている婦警を愛するようになり

出所後にプロポーズして結婚宝石赤

 

二人はまじめに仕事をして、

裕福ではないが幸せな生活を送っていた。


ここで二つ並べたロングチェアに

夫婦それぞれ座ってのんびりサンセットを眺めるシーンがあって

すごく良かった。

砂漠みたいなところでバス?みたいな家に住むのは嫌だけど

大自然の中夫婦でのんびり日没を楽しむとかちょっとやってみたい。

 

ただタイトルから夫婦の不妊という展開が想像できたので

切なくなるシーンでもある。

 

子供を持てず、寂しい思いをしている二人は

養子をもらおうと試みるけれど

妻は優秀な警官なのに対して

夫はコンビニ強盗常習の前科持ちしょぼん 

養子をとる道は閉ざされた。

 

子供を持てないショックで妻はすっかり元気をなくし

火の消えたような家庭に夫も辛い気持ちになる。

 

そんな時に

家具会社大手の社長宅に五つ子ちゃんが誕生した!!

というニュースを聞いた二人は

「五人も赤ちゃんがいるのだから、一人くらい盗んだっていいだろう!」

と赤ちゃん泥棒を企て、

屋敷に忍び込んで男の子の赤ちゃんを一人さらってきてしまう。

 

一番最初に赤ちゃんを盗めずに戻って来た夫に

元警官の妻がブチギレて


 ”Don't you come back here without a baby!”

って言うところ、 Don't と come の間に

なんでyouが入るんかなぁー と思ったけど

そういうのもちゃんとネットで教えてくれる人がいて

ありがたいです。

 

ついに連れてきた赤ちゃんを抱っこして

「なんて可愛いのぉぉラブラブ」みたいなセリフを言ってから

二度と手放せないわよおぉぉぉ(iДi)雷と泣き出す妻のシーンが

印象的でした。

 

他人の子を盗んで育てようとするのは

八日目の蝉と同じで、

また、自分の子供ではなくても

大きな愛情を注ぐところも一緒。


私は自分がまだ子供だった頃から

子供が欲しい欲しい、育てたいと思っていたから

この世に不妊というものがあると知ったときはすごくショックだった。

子供を産み育てるという夢の 脳内シミュレーションのしすぎで、

欲しいと願って授かれない人の気持ちは

ちょっとはわかるつもりでいます。

私ももし自分たち夫婦に子供を授かれないとわかったら

特別養子縁組を申請するんじゃないかなと思います。。

審査内容を知らないので、世帯収入とかなんとかで

落ちるかもだけど汗

 

大きな愛情があったとしても

他人の子供を誘拐するなんて大変な罪だし

この映画の夫婦の選択はおかしいけれど

子供が欲しいと思う気持ちがあったら、

誰にでも共感できるところのある映画だったなあと思いました。 

 

それにしてもこの映画はコーエン兄弟の作品なんだなぁ。


「バーバー」の重暗さと全然違っていて驚き。