映画
『パシフィック・リム』 を観てきました。
※注意ネタばれあり
ハリウッド映画で、 怪獣VS巨大ロボット(イェーガー) 。
これだけで、『うわぁ・・・観る気しない 』
となるのが普段の私ですが
この映画には 芦田愛菜ちゃんが出る!!
ということで、公開前から気になっていて
何度もトレーラーを観ているうちに、ちょっと観たくなってきた作品でした。
今月上旬の日本公開後は、既に映画を観た人のレビューを参考に
映画館に行くかやめるか検討していたのですが
ほとんどの人が
「かなりおススメ!
特に男の子や、かつて少年だった人は満足間違いなし!!」
とあって、また、中には
「これは女にはついて来れない展開」
というのもあり、なぜかケンカを売られたような気にもなり(笑)、
「絶対展開について行って楽しんでやるわ」 と思って
嫌がるホタルくんを無理やり連れて行きました。
ホタルくんはガンダムもゴジラもウルトラマンも好きなので
行く前は面倒臭がっているけど、行けば絶対楽しめると思ったのです。
愛菜ちゃん目当て、そしてホタルくんを楽しませることが目標でした^^
結果☆(ここからネタばれ有りです、ネタバレしかないです!!)
激アツ!!でした。
太平洋の海底の裂け目から突如現れた謎の生命体(怪獣:KAIJU)に
襲われる環太平洋の国々(アメリカ、日本、中国、ロシア、オーストラリア)。
KAIJUに対抗するために作りだされた人類の希望の戦闘巨大ロボットイェーガー。
レビュー通り、この巨大ロボットイェーガーと怪獣のバトルが見どころで
近年のロボットや怪獣バトルのように簡単に
ビームやミサイルであちこち破壊するのではなく
拳を使っての直球物理攻撃が中心です。
コンテナを掴んでコンテナごKAIJU顔面殴打、
ぶん投げる、吹っ飛ぶ、飛びかかる、組み合う、殴り付ける、引きちぎる、
そんな戦いが正攻法だとどこかで思っていたんだよ・・・!と気づきます。
タンカーを引きずりながらKAIJUに向かっていくイェーガーを見た時なんて
「おまえはバリィさんかよ」 と思いました
←バリィさんはタンカーを小脇に抱えてます(実は財布らしいのですが^^)
あとイェーガーを海までヘリ運ぶシーンでは
イェーガーがデカすぎてヘリが鳥くらいの大きさに見えるので
鬼太郎や猫ムスメの飛行手段(カラスに運んでもらうブランコみたいなやつ)を
思い出したりしていました。
実際に軍用ヘリってあんな重いものを運べるのかな??
イェーガーの操縦には
二人のパイロットのシンクロ(劇中では「ドリフト」と呼ばれている)が必須で、
パイロット二人のこれまでの全ての記憶や感情の共有が必要になります。
このシンクロ率の高さがイェーガーでの戦闘力の高さに影響するようで
パイロットには親子、兄弟、三つ子と、血縁の繋がりがあるものと、
主人公&ヒロインや夫婦、という組み合わせがありました。
このあたりはエヴァンゲリオンがヒントになっているように感じました。
ヒロインの森マコ役は菊池凛子さん、その幼少時代を芦田愛菜ちゃんが演じています。
どちらも素敵でした
愛菜ちゃんは出番が少なくてセリフもちょっと、たしか 「ママ…」 だけだったような?
でも愛菜ちゃんの大舞台の演技を映画館で観ることができてよかったです
ストーリーはベタですが、「巨大ロボットVS怪獣」というテーマで
濃厚な人間ドラマを期待する方が野暮というか
メインのバトルを見せに来てる映画だと思うので問題なしです。
むしろ私は 雨降る香港にKAIJUが上陸して市街地がパニックに陥るシーンで
この期に及んでまだ傘さして逃げる人々がちらほらいることの方が気になりました。
命も危ない状況なら、普通傘も荷物も放っぽり出して逃げませんか・・・?
傘みたいなものでも、心理的に防護具のように思って
手放せないものなのかなぁ?? 「雨降ってる」アピールかなあ?
最後の出撃はイェーガー二機が核弾頭を持って太平洋海底の裂け目に向かい、
KAIJUが出てくる通り道に落としこんで繋がりを断つという計画。
KAIJUはこれまでその大きさや強さ(?)で
1~4までにカテゴライズされていたけれど
ここで二体のカテゴリ4に加えて過去最大のカテゴリ5まで出てくるという、
最悪の状況での任務はラストバトルに申し分ないです。
でも3体のKAIJUのうち1体が
ジプシーデンジャー(主人公&ヒロインのイェーガー)が構えるチェーンソードに
真正面から突っ込んできて自ら真っ二つになったのを見た時は
『・・・・、
KAIJU、阿呆なん・・・??』
と思ってしまいました。
あれでは飛んで火に入る夏の虫状態。
海底戦は視界が悪くてよく見えなかったけど
多分めっちゃ速いKAIJUで、止まれなかったということかな。
でもそれもマヌケっぽいね
人間世界と怪獣世界との通り道の破壊を核弾頭にかける、
というのにはやや不満ですが
「海底の亀裂に核弾頭を投げ込む」という作戦実行の直前に
科学者から入手した情報
『裂け目を通る物体はDNAスキャンをされるので
核弾頭だけでは単に異物として跳ね返され、作戦は失敗する。
したがって作戦成功のためにはKAIJUと共に裂け目に入り
イェーガーも含めて異物ではなくKAIJUとして誤認させる必要がある』
というのは最後の最後にひと手間入れていていいなぁと思いました。
で、KAIJUの死体をひきずりながら
ボロボロの機体で裂け目に向かうイェーガーがかっこよかった◎
ラストは主人公の相討ち上等の自爆オチと見せかけて
ちゃんと脱出ポットで海上に浮上して助かり、
ヒロインと互いの無事を確認して
生存の喜びをかみしめている頭上を
救助ヘリがビューーーーン です。
私は「今ヘリが向かっている、少し待て」と無線で聞いてすぐの
そのシーンで、
ヘリが二人の頭上を通り越して勢いよく飛んで行くので
「ぎゃあ、見落とされてるやん」と一瞬思ってしまいました。
いや、レーダーで確認されていたし、
旋回して救助してくれるだろうから単に絵的に、
絵的に、ということよね!?
とドキドキして観ていたら
神エンドロール。
正確にはエンドロール前のおまけ動画のような感じで
イェーガーとKAIJUのかっこいいフィギュアを
かっこよくかっこよくかっこよく撮影した映像がかっこよく流れるというもの。
私はロボットオタでも怪獣オタでもないけれど
あの映像には心をガッチリつかまれました
文字だけでは傷だらけのイェーガーたちのかっこよさは
到底伝えられないので別枠でまた
「イェーガーが熱いですッ!!」プレゼンをしたいです^^
この映画の中に登場するイェーガーは4機(プラスおまけ1機)
・ジプシーデンジャー (第三世代/アメリカ製)
・ストライカーエウレカ (第五世代/オーストラリア製)
・クリムゾンタイフーン (第四世代/中国製)
・チェルノアルファ (第一世代/ロシア製)
+・コヨーテタンゴ(第一世代/日本製)
です