だからあなたも生きぬいて/大平光代
を読みました
※注意ネタバレあり!!
とても有名な本なのであらすじはなんとなく知っていました。
光代さんのすごいところは
自分の成し遂げたことを
自分を苦しめた人たちに向けて
ァ しないところ・・・。
私がもし中学時代に割腹自殺を図るまでイジメられて
運よく生還しても誰にも受け入れられず、グレて
893の妻になって、かーらーのー
司法試験一発合格「弁護士」になったりしたら、
私だったら絶対ドヤるわぁ~~。
イジメたやつらに思いっきりドヤるわぁ~~。
いやいや、そんなとこじゃなくて、本当に凄い。
どんな悔しいこと
辛いことがあっても
過去は絶対に変えられない。
辛かったことを嘆き続けても、
何も変わらないどころか
ますます悪い状況に沈んでしまう。
その闇の中心から 一歩前に進むことで
消えない暗い過去から一歩離れられるということを
努力で証明した人。
一歩前に進むのはしんどいけれど
一歩、一歩 前に進んで 自力で闇を遠ざけた人。
「七つの習慣」を書いた人も確か
自分の気持ち次第、捉え方次第で
ものごとを良く見ることも悪く見ることもできる、
とか言ってたような気がするけれど
(ちょいポジみたいなものかな?)
捉え方に加えて行動でもって
現実に自分を変えていったところが素ン晴らしいです。
もともとポテンシャルの高い人だったことは間違いないと思うし
誰にでも真似できることだとは全く思わないのですが
彼女が全ての非行少年(のみならず 一般ピープル全員)に対して
「あなたにもできるよ、
どんなとこからでも 這いあがれるよ」
というメッセージを投げかけているところが力強い一冊です。
いじめ自殺。
死んでしまった人はもう読めないのですが
いつも自殺を考えてしまう人、
なんとか自殺は思いとどまったけれども
未来への希望が持てない人、
少しだけ未来への希望は持っている(持ちたい)けど
全く行動できずにいる人、
とくに死のうとは思ってないけど
このままでいたくない、変わりたいと思っている人には
おススメの一冊です。
私は地味に、
この本を信じて日本史を勉強しよーと思っていたりします。
阿呆な私から、変わりたいので
読んだら、うわ、死にたくない!! ってきっと思います。