天使の耳/東野圭吾
を 読みました
注意※ ネタばれあり!!
収録されている6篇全てが 交通事故にまつわるお話。
①天使の耳
こ、こわっ
ホラー要素なんか皆無ですが
天使のような女の子にもし もう一つの顔があったら?
なんて考えるとゾクっとするのでした
②分離帯
歩行者は常に弱者、というところを突いたお話で
一番印象的でした。
私はほとんど運転しないので、いつでも歩行者最優先、
歩行者VS車で、悪いのはいつも車、
というのは安心感あるんですが
歩行者にもルールってあるよなあ・・・と思いました。
(あ、あたりまえ)
③危険な若葉
初心者マーク時代、あおられたことがないですし
初心者をからかってやれw という心理がわかりません。
そんなこと思う人は窮地に立たされて
肝を冷やしてればイイ! …と思いつつも、
この姉妹の工作はやりすぎー
少女殺害事件の捜査を意図的に
撹乱したことになりませんか?
④通りゃんせ
路駐はメーワクですよね
主人公たち殺されるのかと思いました
そしてその殺意、わかるなあ・・・。
路駐が最悪の結果を招いたケース。
改めて路駐って多いよなあ~。
⑤捨てないで
車からだろうと歩きながらだろうと・・・
ポイ捨て絶対許せません
今回の犯人に対する裁きは別の角度から入るので
後続車の女性の怪我(高速のポイ捨て空き缶が目に当たって失明!)
に対して直接の償いがなくて辛い
・・・この怪我の女性と夫の男性の二人が素敵です
お茶をこぼしてしまうシーンが切なかった。
⑥鏡の中で
最後に読んだのに収録作品思い出した時最後に思い出したという。
彼女は果たしてオリンピックで結果を残せるのかなーと
うっすら気になった。うっすらね。
とても面白かったです^^(⑥も)
交通ルール違反、マナー違反で
違反者がその後地獄を見る、という話は
じゃんじゃん書いてくださーい!
と思いました。飲酒運転も。
読んだドライバーがひやっとして、気を引き締めて
事故、死人、けが人が減りますように。
巻末にあった山崎洋子さんの文庫解説も
楽しかったです♪
山崎洋子さんの作品もいつか読みたいな
(一点、ポイ捨ても誰でも1度はしちゃうかな、
みたいなことが書いてあったところだけ、
「普通一度もしないだろ~~!!」って思ってしまった・笑)