『何の印象もない女』/原田宗典
を読みました
ネタばれなし。
短編集。
ショートショートを書いていいのは
星新一だけだ!と子供の頃は
思っていたような気がします(笑)
「九つの物語」と超短篇小説集、
そしてタイトル
「何の印象もない女」が好きだったな。
ショートショートは
「そのあとどうなんの!?」って
思うこともあるんだけど
「そこはお話だもんねえ」と諦めてくくる。
でも現実にゆきずりの人との関係って
それくらいで切れてることあるよなあ・・・
新聞で事件があって
「なんて気の毒なんだろう」
と思っても
そのあとの当事者のことは
それから何にも知らないままだったり。
生きてる瞬間瞬間はコマ切れで
つなげて知ることができるのは
唯一自分の人生だけなんだなあと
思ってみたり。
突飛というか
現実にはない空間に
数行で運び去ってくれる
ショートショートは楽しいな